東京・国立競技場

 

 現在の国立霞ヶ丘競技場は、

かつての明治神宮外苑競技場( 1924年竣工 )を前身とするもので、1958年の 第3回アジア競技大会の開催が決定したことや、日本が 1960年夏季オリンピック開催地立候補を

決めたことを受けて、「 国際大会に相応しい競技場 」にするべく全面建て替え工事を行った。

その際に明治神宮から当時の文部省に移管され、国立のスポーツ施設となった。

 

1958年の「 アジア競技大会 」と1964年「 東京オリンピック 」のメインスタジアムとして使用され、以後も陸上競技、サッカー、ラグビーを中心とした各種スポーツのイベントやコンサート会場として数多く使われた。

2008年に施設の老朽化などを理由に球技場への転換を含めた調査研究協力者会議を設立。

 

2016年の東京オリンピック誘致運動では、メインの競技場を晴海埠頭に建設される予定だった新スタジアムに移すと共に、現・国立競技場はサッカー競技場として開催することが計画されたが、2016年五輪の開催誘致失敗( リオデジャネイロオリンピック参照 )によりこれらはすべて白紙撤回となったが、2011年に改めて立候補した 2020年に開催される夏季オリンピックの開催誘致へ向けて、メイン会場を既存施設の活用をテーマに、国立競技場にすることを計画。

 

しかし、施設の老朽化や、新たな国際大会開催誘致へ向けた大規模なスタンド、競技場規格への改修が求められたため、文部科学省と日本スポーなツ振興センターが協議を重ね、2012年度予算に国立競技場の改修調査費1億円を計上した。そして2012年2月、国立競技場の全面建て替え工事の基本構想が発表され、8万人収容、開閉式ドーム屋根を設置し「世界一のものを作りたい」河野一郎 (JOC 理事 )・日本スポーツ振興センター理事長)と決意表明。

 

同年、「 新国立競技場基本構想国際デザインコンクール 」と題したコンペティションを開催し、周辺に明治神宮野球場や東京体育館、秩父宮ラグビー場といったスポーツ施設が乱立する明治神宮外苑の狭いスペースに8万人収容スペックのキャパシティーを無理なくかつ立体的におさめることや、スポーツだけでなくコンサートや災害時の緊急広域避難所、また地球環境に配慮した設計を兼ね備えること、また IRBワールドカップ 2019日本大会の開催にも備える必要もあり、それのスケジュールに合わせて建設することを条件として、安藤忠雄を審査員長として世界各地の建築家からデザイン作品を募った。

応募総数は 46件。

その中から書類選考により11件に絞り、同11月に最終審査を行い、イギリスのザハ・ハディドの作品をグランプリ( 最優秀 )として採用しました。

2014年夏季に現施設の撤去・取り壊し工事を開始し、2015年秋季頃に建て替え着工、2019年竣工を目指しています。

 

2013年 09月 07日( 日本時間翌 09月 08日 )に実施された 第 125次 IOC総会にて " 2020年 夏季オリンピックの会場が東京に決定 " 。

そのため新国立競技場が 2020年東京オリンピックのメイン会場として使用されることが決まりました。

 

新しくなる国立競技場でオリンピックを見れるのが楽しみですねぇ。

 

 

2014年 05月 30日

 

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