2001年 09月11日

 

 この日は,予定していた Wave の撮影の為、車で御前崎を目指していたが、

あいにく関東地方には2つの台風が接近し、雨・風共に強烈に吹きまくっていて東名高速道路は通行

止めになる始末。

 

迂回路の国道一号線は激しい渋滞で身動きが取れない状況の中、 ウインドサーファーの友人から携帯に連絡が入った。

友人も興奮気味に話していたので、始めは話の内容が理解出来ずに居たが、どうやら「 アメリカで旅客機がビルに追突して大騒ぎになっている 」と言う事だった。

 

私はその時、撮影の事ばかり考えていたので、ビルって言われてもそんなに有名なビルだと思わなかったし、「 凄い事故が起こったんだなァ。」位にしか思っていなくて・・・ 結局、御前崎に着いたのは、深夜になってしまった。

翌日は晴天、順調に撮影を終える事が出来て一安心。その日のうちに東京に帰り、TVを見て愕然とした。

「 ハイジャックされた旅客機・・・世界貿易センタービルに1機だけではなく、2機目も突っ込み、ビルが炎上・崩壊・・・、 ペンタゴンにも・・・その他にも1機が・・・」

 

これまで、人生で見た事も無い、現実とは思えないショッキングな映像ばかりが映しだされていて、アメリカがとんでもない事になっているのをこの時点で始めて理解した。

軍事超大国として絶対的な存在感を持っていたアメリカ。

歴史上色々な戦争をして来ているにも関わらず「 アメリカ・本土の攻撃を他国から受けていない 」と言う事に、一種、誇りに思っていたに違いない。

なのに突然、アメリカ同時多発テロと言う形で「 他国からの攻撃を受けたという事実 」は、アメリカ国民にとって与えた衝撃は当然大きかっただろう。

「 アメリカ同時多発テロ 」による犠牲者は、死亡者 2,993人 (19人のテロリストを含む) 、 負傷者 6,291人以上、 行方不明者 24人 ( 現在も遺体が確認されていない )、

 あまりにも多くの尊い命が犠牲になってしまった。

 

私も含め、今一度「テロ・戦争」とはどう言う事か、「平和・安全の意味」とはどう言うものかをよく考え、行動しなくては行けないと思う。

( 自分の為にも、次世代の人の為にも )

めまぐるしく時は過ぎて行く中で、風化させてはいけない「教訓」として心にとどめなくてはならないと思う。

そして今後、この様な事件が起こらない事を心から願うと共にご冥福をお祈りいたします。

 

 

2009年 09月11日

 

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