地球・沸騰時代に突入!!

世界気象機関 (WHO)欧州連合 (EU) の気象情報機関 コペルニクス気候変動サービス (C3S)  は 27日、今年 07月は

 観測史上最も暑い月となる公算「極めて大きい」と発表した。

これを受け、国連のグテレス事務総長は気候変動はここにある。恐ろしいことだ。そして、始まりに過ぎない。地球温暖化の時代は終わり、地球・沸騰の時代が来た と警告し、各国に 気候変動対策を強化 するよう訴えた。

 

発表によると、 07月 01 ~ 23日の世界の平均気温は 16.95度で、これまで最も暑い月だった 2019年 07月の 16.63度を上回っている。グテレス氏は 07月の残り数日間に「ミニ氷河期」が来ない限り、記録を塗り替えることになると強調した。

今年 07月は、1日平均でもこれまでの最高気温 ( 16年 08月 13日の 16.8度 ) を上回る日が相次ぎ 06日に 17.08度と観測史上最も暑い日になった。こうした高温について、C3Sの担当者は「人類による(温室効果ガスの)排出が主因」との見方を示した。

 

グテレス氏は「気候変動の最悪の事態を回避することは、まだ可能だ」と述べ、主要 20か国・地域 (G20) が世界の温室効果ガスの「約 8割を排出している」として、09月にインドで開く G20首脳会議などで「野心的な新たな排出削減目標が必要だ」とも強調した。

 

今年は、北米・アジア・欧州の広範囲で熱波が発生し、記録的な高温が観測されていて、米国は南・西部を中心に記録的な熱波に見舞われている。

西部アリゾナ州フェニックスでは、27日まで 28日間連続で日中の最高気温が 43.3度を超えた。

熱波に伴い森や林などがかかえている水分保有量も低下しているせいで、大規模な山火事も発生・・・

「沸騰時代」に拍車を掛けている一因だとも指摘されている。

 

バイデン米大統領は 27日、気候変動は人類の「存亡に関わる脅威」だとし、屋外で働く労働者を保護するため、労働省に危険警報を発令するよう初めて指示した。

 

米本土の熱波は中西部や北東部にも拡大し、27日には人口の半数に相当する 1億7000万人が暮らす地域に暑さに関する注意報や警報が出された他、南部フロリダ州では 24日、国立公園で海水温が 38・4度を記録。

これは、(日本の) お風呂の一般的な温度に迫り、海洋生態系への影響が危惧されている。

米メディアによると、アリゾナ州では高温になったアスファルトに触れてやけどを負った人が相次いで救急搬送されているという。
日本でも駐車した車を開けた時の車内の熱気や、車のボディーでも火傷しそうになりますもんねぇ。
( 昼間に犬の散歩させている人を見かけるけど、「肉球が火傷するんじゃないか」とヒヤヒヤして見てしまう・・・)

 

真夏と呼ばれる季節は、まだこれから・・・

皆さん、体調管理には充分気をつけてお過ごし下さい。

 

 

2023年 07月 31日

 

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