AIR ZONE

< < < # 079         # 080     # 081 > > >

今回は世界大会にチームジャパンとしてエントリーした選手達を紹介しよう。

まず、チームのリーダーの大島選手です。

三度の飯よりカイト大好きというカイトボーダーでこの世界大会の一週間前よりニューカレドニアに到着し、丸森選手と一緒に島の最北端にあるプームビーチなど数多くの無名のカイトビーチを探しながらトリップし、最終的にこの大会に参加した。

日本国内での活動はカイトボーディングの普及活動や専門誌の執筆など多忙な毎日を送っている。

 

次に丸森選手は日本に最初にカイトボーディングを導入し活動し始めたといわれることから業界の発展と普及に貢献。

現在デモ、インストラクションや安全なカイトボーディングの普及にも活動する。

今回ニューカレドニア・ワールド大会出場で日本人最上位の有力候補の為期待がかかる。

トリップ中、密かにニューテクニックを磨く。

高く伸びのあるジャンプを得意とする。

日本国内の大会で好成績を収めワールドへのチケットを獲得し参加。

 

東山選手は言わずと知れたウインドサーフィンのトッププロ選手である。

丸山選手と同じく日本国内の大会で好成績を収めワールドへのチケットを獲得し参加。

元々スキー選手であった。

彼は、ひざの柔軟性を生かしたウエーブライディングにはかなり定評があり、安定したボトムターンは私も魅了されてしまう。

もちろんジャンプも派手で高く、秘めたエネルギーを持ち備えている人物である。

大島、丸山選手に比べるとカイト暦は短いがウインドサーフィンで鍛え磨き抜かれた感性が花開くのが待ちどうしい選手である。

私の今後楽しみの一押し選手。

4人目の村林選手は、東山選手と同じホームゲレンデが静岡県御前崎である。

 

4人の中でもっとも若い。

さすがにホームゲレンデが御前崎ということもあって、まだ粗削りなパフォーマンスではあるがスピードのある技が目立つ。

しかしこういう選手のほうが思いっきりが良く、技が決まり始めると誰にも止められなくなるほど強敵になり恐い存在になること間違いなし。

参加した日本人選手の中で一番ボードスピードがあり、うまくジャンプにつなげられれば恐いものなし、という感じを私は持った。

 

 

それもそのはず、予想が的中したのか、丸山選手と一ヒートで当たり両者かなりのヒートバトルが展開された。

 

結果村林選手が次のヒートに駒を進めた。

まさに勝負の世界を垣間見た結果であった。

 

 

大会ヒートが進んで午後になり始めた頃には潮が引き始め、大会本部ビーチ前は水位が30センチを切るほどになってしまい、いたるところでリーフ(珊瑚礁や岩)が出始めた為、競技エリアを沖側に移動せざるを得ない状況で競技は進行した。

 

風はクロスオフショアで弱まる気配はまったくなく、平水面でカイトボード大会にはこの上ないゲレンデである。

 

Series   :   # 080

 

 

 

title  : kiteboarding World Protour

in New Caledonia 3

初回放送 :   2003年 10月 17日 / #020 再放送

AIR ZONE

AIR ZONE