コロナ禍のオリンピック 2回目

  

コロナ禍、2回目のオリンビックが ( 02月04日 〜 20日 ) 開催されました。

 

20日に閉幕した北京冬季オリンピックについて、中国国内の報道は「成功」一色となった一方、欧米メディアは、中国政府による人権問題や大会期間中に注目を集めたドーピング問題関心を寄せ、冷ややかな目を向けた。

 

米英などは新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に「外交的ボイコット」を表明し、政府高官を出席させなかった。

中国国営新華社通信はこれを念頭に、大会期間中に「数十の外交活動」が行われ、「中国の理念はますます世界の共感を得て、互恵関係にある友人の輪が拡大している」と主張。

「大会の成功は人民の自信をさらに向上させた」と指摘し、閉会式での国際オリンピック委員会 ( IOC ) のトーマス・バッハ会長による「比類なき大会だった」との評価を紹介した。

 

米紙USAトゥデー ( 電子版 ) は 20日、ドーピング問題の浮上で人権問題が注目されなくなったと指摘し、「中国は今大会で望んだものをすべて手に入れた。ドーピング・スキャンダルが役立った」と伝えた。

英紙ガーディアン電子版も「新疆ウイグル自治区の人権問題など影に覆われて始まった五輪」だったとし、期間中はこうした問題が注目を集めることはなかったと指摘して「 中国は喜んでいるだろう 」と論評した。



そして、大会も観ていると、色々と腑に落ちない点が出てきた。

ドーピングで腑に落ちない点が・・・

フィギュアスケートで、15歳の カミラ・ワリエワ選手 ( ROC ) が昨年 12月にドーピング検査で陽性となっていたことが大会中に発覚したが、 16歳未満であることなどを理由に出場継続が認められた。

女子 7位の アリサ・リュウ ( USA ) は「一般論として、ドーピングが発覚した選手と競うのは公平ではない」と指摘。

優勝候補だったワリエワはフリーで崩れて同 4位に終わった。

 

スーツの規定違反で腑に落ちない点が・・・

今回、初採用されたスキージャンプの混合団体では、高梨 沙羅選手を含めて強豪国の女子 5選手がスーツの規定違反で失格となった。

違反自体を否定する訴えは出なかったが、選手は「測定の仕方が通常と違った」などと証言し、検査のあり方を改善すべきだとの意見が続出した。

高梨選手は自身のインスタグラムに、真っ黒な画像とともに謝罪文を投稿。

どれだけの重圧の中大会に挑んだのに、結果が「スーツの規定違反で失格」って・・・

( 個人戦の時に着ていたジャンプスーツで出場してるしてるのに、なんで団体の時は失格?って話もある )

映像で、泣き崩れる姿を見たら、本当にやるせ無い気持ちで一杯だ。

こんな事 ( こんな事と言うのも何だけど ) で、潰されないで欲しい。

アスリート自身の「心の健康」も改めて注目さる事となってしまった。

 

そしてもう一つ、試技に対する得点の付け方にも腑に落ちない点が・・・

スノーボード男子ハーフパイプ - 02月11日の決勝、2回目

平野 歩夢選手が 世界で初めてとなる超大技「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) を含む最高難度の演技を成功させたのにスコアが伸びず、疑問の声が上がった。

スコット・ジェームズ 選手(オーストラリア)が 92.50点でトップに立っち、平野 歩夢選手とは 0.75点差の 91.75点だった。

最終 3回目、平野選手は 2回目と同じルーティン ( 技の構成 ) で、「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) などの完成度をいっそう高め、96.00点で逆転に成功した。

 

2回目のジャッジに対して平野選手は、「僕が思っている様に、周りの人も同じ様に思ってくれていた。僕以上にもっと怒っているような人もいた。スノーボードのジャッジの基準として、どこを見ていたのか説明を聞くべきだと思う。競技やっている人は、命張って、リスクも背負っているので、そこは選手の為を思って、整理させた方がいい。スルー ( 放置 ) しない方がいいと思う」と語り、さらに、採点のあり方についても言及。

「スノーボードは、いろんなスタイルがあることが魅力で、自由さも一つの格好良さ。競技の部分では、高さ、グラブ、そういうものを計れるようなものを整えていくべきだと思う。ジャッジの評価も、まだまだちゃんとしていない。他の競技では全部を計れるシステムがある。スノーボードも、大会と大会じゃないものを切り分けて、しっかりするべき時代になってきんじゃないか」と持論を披露した。

 

本当にごもっともである。

ハーフパイプは個々の技に対する得点が決まっておらず、完成度や多様性なども含めた全体的な印象で採点されているとの事。

 

平野選手は、「思い通りにいかない日々が続き、今までで一番苦しかったが、自分に負けなかった。何かを諦めたことは一度もなかった。」っと語っている。

ソチ・平昌 の 2大会連続の 2位だった事もあるし・・・きっと、今回の大会にかける気持ちは、一入だったに違いない。

 

 

今回の北京冬季オリンピックは、「 開催国の人権問題・・・揺らいだ公平さ・・・不透明な判断基準 」が際立ったオリンピックになってしまった印象は否めないなぁ〜。

 

 

2022年 02月 28日

 

 

 

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コロナ禍、2回目のオリンビックが ( 02月04日 〜 20日 ) 開催されました。

 

20日に閉幕した北京冬季オリンピックについて、中国国内の報道は「成功」一色となった一方、欧米メディアは、

中国政府による人権問題や大会期間中に注目を集めたドーピング問題関心を寄せ、冷ややかな目を向けた。

 

米英などは新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に「外交的ボイコット」を表明し、政府高官を出席させなかった。

中国国営新華社通信はこれを念頭に、大会期間中に「数十の外交活動」が行われ、「中国の理念はますます世界の共感を得て、互恵関係にある友人の輪が拡大している」と主張。

「大会の成功は人民の自信をさらに向上させた」と指摘し、閉会式での国際オリンピック委員会 ( IOC ) のトーマス・バッハ会長による「比類なき大会だった」との評価を紹介した。

 

米紙USAトゥデー ( 電子版 ) は 20日、ドーピング問題の浮上で人権問題が注目されなくなったと指摘し、「中国は今大会で望んだものをすべて手に入れた。ドーピング・スキャンダルが役立った」と伝えた。

英紙ガーディアン電子版も「新疆ウイグル自治区の人権問題など影に覆われて始まった五輪」だったとし、期間中はこうした問題が注目を集めることはなかったと指摘して「 中国は喜んでいるだろう 」と論評した。



そして、大会も観ていると、色々と腑に落ちない点が出てきた。

ドーピングで腑に落ちない点が・・・

フィギュアスケートで、15歳の カミラ・ワリエワ選手 ( ROC ) が昨年 12月にドーピング検査で陽性となっていたことが大会中に発覚したが、 16歳未満であることなどを理由に出場継続が認められた。

女子 7位の アリサ・リュウ ( USA ) は「一般論として、ドーピングが発覚した選手と競うのは公平ではない」と指摘。

優勝候補だったワリエワはフリーで崩れて同 4位に終わった。

 

スーツの規定違反で腑に落ちない点が・・・

今回、初採用されたスキージャンプの混合団体では、高梨 沙羅選手を含めて強豪国の女子 5選手がスーツの規定違反で失格となった。

違反自体を否定する訴えは出なかったが、選手は「測定の仕方が通常と違った」などと証言し、検査のあり方を改善すべきだとの意見が続出した。

高梨選手は自身のインスタグラムに、真っ黒な画像とともに謝罪文を投稿。

どれだけの重圧の中大会に挑んだのに、結果が「スーツの規定違反で失格」って・・・

( 個人戦の時に着ていたジャンプスーツで出場してるしてるのに、なんで団体の時は失格?って話もある )

映像で、泣き崩れる姿を見たら、本当にやるせ無い気持ちで一杯だ。

こんな事 ( こんな事と言うのも何だけど ) で、潰されないで欲しい。

アスリート自身の「心の健康」も改めて注目さる事となってしまった。

 

そしてもう一つ、試技に対する得点の付け方にも腑に落ちない点が・・・

スノーボード男子ハーフパイプ - 02月11日の決勝、2回目

平野 歩夢選手が 世界で初めてとなる超大技「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) を含む最高難度の演技を成功させたのにスコアが伸びず、疑問の声が上がった。

スコット・ジェームズ 選手(オーストラリア)が 92.50点でトップに立っち、平野 歩夢選手とは 0.75点差の 91.75点だった。

最終 3回目、平野選手は 2回目と同じルーティン ( 技の構成 ) で、「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) などの完成度をいっそう高め、96.00点で逆転に成功した。

 

2回目のジャッジに対して平野選手は、「僕が思っている様に、周りの人も同じ様に思ってくれていた。僕以上にもっと怒っているような人もいた。スノーボードのジャッジの基準として、どこを見ていたのか説明を聞くべきだと思う。競技やっている人は、命張って、リスクも背負っているので、そこは選手の為を思って、整理させた方がいい。スルー ( 放置 ) しない方がいいと思う」と語り、さらに、採点のあり方についても言及。

「スノーボードは、いろんなスタイルがあることが魅力で、自由さも一つの格好良さ。競技の部分では、高さ、グラブ、そういうものを計れるようなものを整えていくべきだと思う。ジャッジの評価も、まだまだちゃんとしていない。他の競技では全部を計れるシステムがある。スノーボードも、大会と大会じゃないものを切り分けて、しっかりするべき時代になってきんじゃないか」と持論を披露した。

 

本当にごもっともである。

ハーフパイプは個々の技に対する得点が決まっておらず、完成度や多様性なども含めた全体的な印象で採点されているとの事。

 

平野選手は、「思い通りにいかない日々が続き、今までで一番苦しかったが、自分に負けなかった。何かを諦めたことは一度もなかった。」っと語っている。

ソチ・平昌 の 2大会連続の 2位だった事もあるし・・・きっと、今回の大会にかける気持ちは、一入だったに違いない。

 

 

今回の北京冬季オリンピックは、「 開催国の人権問題・・・揺らいだ公平さ・・・不透明な判断基準 」が際立ったオリンピックになってしまった印象は否めないなぁ〜。

 

 

2022年 02月 28日

 

 

 

      

コロナ禍、2回目のオリンビックが ( 02月04日 〜 20日 ) 開催されました。

 

20日に閉幕した北京冬季オリンピックについて、中国国内の報道は「成功」一色となった一方、欧米メディアは、

中国政府による人権問題や大会期間中に注目を集めたドーピング問題関心を寄せ、冷ややかな目を向けた。

 

米英などは新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に「外交的ボイコット」を表明し、政府高官を出席させなかった。

中国国営新華社通信はこれを念頭に、大会期間中に「数十の外交活動」が行われ、「中国の理念はますます世界の共感を得て、互恵関係にある友人の輪が拡大している」と主張。

「大会の成功は人民の自信をさらに向上させた」と指摘し、閉会式での国際オリンピック委員会 ( IOC ) のトーマス・バッハ会長による「比類なき大会だった」との評価を紹介した。

 

米紙USAトゥデー ( 電子版 ) は 20日、ドーピング問題の浮上で人権問題が注目されなくなったと指摘し、「中国は今大会で望んだものをすべて手に入れた。ドーピング・スキャンダルが役立った」と伝えた。

英紙ガーディアン電子版も「新疆ウイグル自治区の人権問題など影に覆われて始まった五輪」だったとし、期間中はこうした問題が注目を集めることはなかったと指摘して「 中国は喜んでいるだろう 」と論評した。



そして、大会も観ていると、色々と腑に落ちない点が出てきた。

ドーピングで腑に落ちない点が・・・

フィギュアスケートで、15歳の カミラ・ワリエワ選手 ( ROC ) が昨年 12月にドーピング検査で陽性となっていたことが大会中に発覚したが、 16歳未満であることなどを理由に出場継続が認められた。

女子 7位の アリサ・リュウ ( USA ) は「一般論として、ドーピングが発覚した選手と競うのは公平ではない」と指摘。

優勝候補だったワリエワはフリーで崩れて同 4位に終わった。

 

スーツの規定違反で腑に落ちない点が・・・

今回、初採用されたスキージャンプの混合団体では、高梨 沙羅選手を含めて強豪国の女子 5選手がスーツの規定違反で失格となった。

違反自体を否定する訴えは出なかったが、選手は「測定の仕方が通常と違った」などと証言し、検査のあり方を改善すべきだとの意見が続出した。

高梨選手は自身のインスタグラムに、真っ黒な画像とともに謝罪文を投稿。

どれだけの重圧の中大会に挑んだのに、結果が「スーツの規定違反で失格」って・・・

( 個人戦の時に着ていたジャンプスーツで出場してるしてるのに、なんで団体の時は失格?って話もある )

映像で、泣き崩れる姿を見たら、本当にやるせ無い気持ちで一杯だ。

こんな事 ( こんな事と言うのも何だけど ) で、潰されないで欲しい。

アスリート自身の「心の健康」も改めて注目さる事となってしまった。

 

そしてもう一つ、試技に対する得点の付け方にも腑に落ちない点が・・・

スノーボード男子ハーフパイプ - 02月11日の決勝、2回目

平野 歩夢選手が 世界で初めてとなる超大技「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) を含む最高難度の演技を成功させたのにスコアが伸びず、疑問の声が上がった。

スコット・ジェームズ 選手(オーストラリア)が 92.50点でトップに立っち、平野 歩夢選手とは 0.75点差の 91.75点だった。

最終 3回目、平野選手は 2回目と同じルーティン ( 技の構成 ) で、「トリプルコーク1440」 ( 斜め軸に縦 3回転・横 4回転 ) などの完成度をいっそう高め、96.00点で逆転に成功した。

 

2回目のジャッジに対して平野選手は、「僕が思っている様に、周りの人も同じ様に思ってくれていた。僕以上にもっと怒っているような人もいた。スノーボードのジャッジの基準として、どこを見ていたのか説明を聞くべきだと思う。競技やっている人は、命張って、リスクも背負っているので、そこは選手の為を思って、整理させた方がいい。スルー ( 放置 ) しない方がいいと思う」と語り、さらに、採点のあり方についても言及。

「スノーボードは、いろんなスタイルがあることが魅力で、自由さも一つの格好良さ。競技の部分では、高さ、グラブ、そういうものを計れるようなものを整えていくべきだと思う。ジャッジの評価も、まだまだちゃんとしていない。他の競技では全部を計れるシステムがある。スノーボードも、大会と大会じゃないものを切り分けて、しっかりするべき時代になってきんじゃないか」と持論を披露した。

 

本当にごもっともである。

ハーフパイプは個々の技に対する得点が決まっておらず、完成度や多様性なども含めた全体的な印象で採点されているとの事。

 

平野選手は、「思い通りにいかない日々が続き、今までで一番苦しかったが、自分に負けなかった。何かを諦めたことは一度もなかった。」っと語っている。

ソチ・平昌 の 2大会連続の 2位だった事もあるし・・・きっと、今回の大会にかける気持ちは、一入だったに違いない。

 

 

今回の北京冬季オリンピックは、「 開催国の人権問題・・・揺らいだ公平さ・・・不透明な判断基準 」が際立ったオリンピックになってしまった印象は否めないなぁ〜。

 

 

2022年 02月 28日