AIR ZONE
先週に続き今週もクラブメッドカビラを紹介します。
石垣島はご存知のように沖縄県の中でもっとも南に位置した八重山諸島(又、先島諸島ともいう)の島である。
石垣空港から国道で石垣市を15分ほどで抜けると、バス(クラブメッド送迎)は小高い丘陵地帯を一時北へ向かう。
振り向くと石垣市全体が見え、遠くに竹富島や西表島が見えてくる。(以前、これらの島々をコースレースとしてウインドのツールド八重山が行われていた。)
バスはやがて黒真珠で有名な川平湾を右手に見ながら岬の方へと進む。
サトウキビやパイナップル畑の中道を通ると風景は一変して360度のオーシャンパノラマが広がっている。
岬全体がクラブメッド・カビラになっていて、そこにはマウンテンバイクのコースがあり、自然の起伏をうまく利用しながら小さな岩一つも破壊せず、施設は建設されたのである。
バカンス村一帯は、石垣島の中で最も自然が多く残っている場所で海も山も手付かずの自然そのものである。
今回、ロベール・テリテオファンボードスクール開始という事もあって毎日多くのウインドサーファーが彼にレベルの高いアドバイスを受けていた。
又、まったくウインドサーフィンをした事がない人も多く、クラブメッド・カビラに来て初めてウインドサーフィンを目の当りに見て、そのすごさに感動した事でやり始めた観光客もいた。
ロベール・テリテオもそういう本当の超初心者にも親切に、風はどこから吹くとか、どうすれば短時間で上達するかなどのポイントを親切に教えていた。
もちろんいろんなレベルの人に合わせたテクニックを解説しながら道具のセッティングを見て回ったり、海上で走っているときなどは後ろから追いついて来て、プレーニングポジションを修正したり、ジャイブで沈しているとかけよって来て「こうすればうまく行くんだ」とブームの持ち方からボードの進入角度まで詳しく熱心に教えていた。
クラブメッドは今回、 " ロベールテリテオファンボードスクール " がスタートした事で、ウインドの道具が充実したことは言うまでもない。
微風から強風まで最新の道具がベストの状態でセッティングされている。
朝食を済ませビーチに行き、その日のコンディションを把握しながらセイルサイズやボードサイズを決める。
決まったらGOにお願いすると、すぐチョイスされた道具でセッティングしてくれる。
一切自分でセッティングする必要が無く、あなたは駄々乗るだけなのである。
乗る事だけに集中できる事は本当に楽しい事なのだ。
取材中、ほとんど4.2~4.5のセイルサイズの風がコンスタントに吹いていて時折、ほれた波にボトムを当てながらチョップジャンプをしたりジャンプジャイブとウインド天国のカビラが満喫できた。
カビラの海は海水の塩分濃度が意外に濃い為、かなり薄い板でもブローを拾えば楽にプレーニングを持続する事が出来て、かえって大き目の板では跳ねてしまう事もしばしばである。
その為ほとんどと言っていい程、連日ウェーブボードに近い薄めで浮力のない89?あたりのボードを気に入って乗っていた。
風はほとんどオンショアで吹いており、ビーチから見て左の岬近くに小高い丘や山があり、その為、そこの前あたりはアクセラレーションによって少しクロスオンの角度に風がシフトする。
それもレストラン前から岬の方に行かなければ、ほとんどアビームのラインがキープできる。
ビーチスタートをして海を見てビーチの右側のエリアを使えばベストなのである。
もちろんその方がブルーラグーンもきれいで気持ちよく何キロにもわたりプレーニングを楽しむ事ができるのである。
初心者の人でもほとんどがオンショアな為、流されてもすぐビーチにたどりつけるのである。
でもほとんどの初心者はビーチにたどり着く前にGOのレスキュージェットスキーがあっという間に駆けつけてくれるのでまったく心配ないのである。
ジェットスキーに乗り、道具を引いてもらい短時間で又、スタート地点のビーチより開始できるのだ。
その他、ウエスト・パンツハーネスはS・M・Lとサイズがあり、ブーツもあるので自分のウエットがあればベストです。
これからのシーズンはかなり強風が続くので、シーガルぐらいはそろえたい。
なぜなら、強風の中、長時間乗ると疲労度も低減されるし、怪我などから身を守る意味でも最低限必要な事だと思う。
楽しいはずの楽園も怪我で某に振りたくはないからねェ。
そのような事に注意しながらウインドサーフィンを長く、いつまでもしてもらいたいのである。
最後に「今回ロベール・テリテオが来ているのにぜんぜんライディングが無いじゃない!」なんて思っているだろうと思います。
ご安心ください。
12月21日を皮切りに、再放送付きで30分の「AIR ZONE SPECIAL」で完全密着を放送しますので、楽しみにしてください。
なにせ、14日間の取材ですから取材テープ時間も膨大なものになってしまいました。
ウインドサーフィンだけにとどまらず、カイトアクションで撮影クールーの乗っている船を超えたり、カメラマンをのせてジェットスキーでアウトのウェーブで暴走波乗り、本人もカメラマンも海に放りだされ・・・っと言った具合に、相変わらずの破天荒ぶりは今だ健在です。
Series : # 062
title : 風の島・ウインズアイランドインカビラ Round 2
初回放送 : 2003年 06月 13日 / #035 再放送
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