始まりは天災、けれども人災? ・・・

 

 03月11日に発生した

東北地方太平洋沖地震

   (東日本大震災)

によって、運転中の東京電力福島第一原子力発電所の原子炉は緊急

に自動停止したが、発電所に電気を送る送電線が地震の揺れでショートしたり、スイッチや変電所の設備が故障したり、送電線の鉄塔 1基が倒壊したりしたため、外部からの電源を失った。

 

非常用のディーゼル発電機が起動したものの、地震の後、津波が発電所をおそい、地下に設置されていた非常用発電機が海水につかって故障。

電気設備、ポンプ、燃料タンクなど多数の設備を損傷し、全電源を喪失した。

このため、原子炉や核燃料プール内の使用済み核燃料を冷やすことができなくなり、炉心溶融および圧力容器の損傷を伴う、極めて深刻な原子力事故となった。

これがいわゆる「 福島第一原発事故 」の経路である。

確かに、地震があったからこんな事態に陥っているけど・・・

「 原子力発電所を作ろう 」って時点で「 もっと安全第一で、ありとあらゆる想定を考えるべきだったんじゃないか 」って思ってしまいます。

だって日本は地震大国ですよ!!

自然は人間が考える枠を簡単に超えてしまいます。

M 9 の地震はこないって、誰が決めたんですか?

海沿いに建物立てるのに防波堤だけでで津波が防げるって、誰が思ったんですか?

同じ場所の地下にバックアップの電源を作るって? おかしんじゃ無い???

そもそも、あの場所はほんとにいろいろな災害があった時、安全な場所だったんだろうか?

色々な方面の専門家を集めて調べ上げた結果で、建設してはいただろうけど・・・

( 色々と、安全に対する考えのずさんさを耳にする様になったので・・・ )

結果がこの状態 ・・・ " 安全よりビジネス優先 "・ " 危機管理能力・回避能力の欠落 " としか思えなくなってしまう。

 

福島第一原発 1号機が一番最初に作られ、着工日は1967年 09月。

だから、44年も前の事。

その当時の最新科学や建設技術、その他もろもろであっても、今と比べると劣っているかもしれない。

でも、阪神淡路大震災後に全国の高速道路や建築物の補強工事をした様に、最先端の技術で設備補強なり、改造なり、44年間の間に何らかの「 万全に対する策 」を期する事は出来なかったのでしょうか?

(・・・しているのかもしれないけど、「 原子力を扱うのだから、事故があったら取り返しの付かない事になる 」って事をもっと真剣に考えるべきだったのでは? チェルノブイリだって、茨城県東海村にある JCO の臨界事故だって知ってるじゃないですか!! )

津波や、原発事故で避難生活している人の為にも、とにかく、1日でも速く、不安を取り除き、終息に向かってほしいと、本当に心から願うばかりです。

 

 

2011年 05月 31日

 

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