Wind-Cross

Series   :   # 07

title : サーマル天国  パラダイス イン 本栖湖

初回放送 :  2001年08月17日 (金) PM 11時30分 ~

本栖湖に集まったWSFer

 

 真夏、それはウインドサーフィンをするものにとって最も辛い季節かもしれない。

いつものゲレンデは、海の家や海水浴場に占領される。

そのあげく大平洋高気圧におおわれる為、風に巡り合う事が少ない。

しかし、富士五湖の中にあるここ本栖湖は例外である。

真夏に日本が大平洋高気圧におおわれると、100%の確立で毎日風が吹き、最高のウインドゲレンデとして、脚光を浴びている。

彼らは、思い々いのスタイルで風待ちをする。

つりをしたり、キャンプをしたりと風が上がるまでのひとときを上手く楽しんでいる。

通称、ここはファンボードゲレンデと呼ばれている。

午後近くになると富士山の山頂に当てられた気流が次第に湖面に降りてくるのが見えてくる。

それはまるで、神秘的であり風を求めて来た彼らにとってはまさに神風の吹くサーマル天国なのである。

風は時間どおりにやって来る、 それまで漂っていたボードがいっせいに走り始める。

 

真夏の本栖湖のウインドサーフィンはたまらなく爽快だ!!

ボードが完全に走り始めると、素足で水面を滑っているような感覚がスピードと共に増大する。

からだ全体が一気に軽くなり無重力状態がいつまでも続く。

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コンテスト戦歴

この時期の本栖湖は、最高!!

昼間は、ウインド・夜は、キャンプっとウインドサーファーの為にあるような場所です。

しかも、このうだる様な熱さの中、昼間はそこそこ熱いのですが、水の中にいるので余り気にならないけど、なんと言っても、夜がもの凄く涼しく東京などの都心での熱帯夜が嘘みたい。

 

普段は、海でウインドをしていてもこの時期だけは本栖湖に来るっと言う人はかなり多く、遠くは関西方面からわざわざ来ている方もいらっしゃいました。

っと言うのも、夏の海はウインドサーファーからすれば海水浴客に占領されてしまっている状況、下手をしたら夏の時期、海水浴の為にウインドサーフィンは禁止と言う場所もあるからです。

夏はウインドサーファーにとって、一番状況が厳しい時でもあるのです。

(まるで、ゲレンデ難民です。)

 

よくウインドサーファーが本栖湖に行く時、" ウインドの道具を洗いに行く " っと言った言葉を使います。

それは、いつもは海でセイリングしているので、海水がボードやセイルに付いている為、(しみ込んでいる?!) 淡水で使えば塩が落ちるので、そのような表現を使うのです。

 

あっ!! これから本栖湖に行くと言う方は、長袖・長ズボンは忘れずに持って行って下さい。

なぜならここ数年 " ブヨ " が大発生していて 、夕暮れどきに多くの方が刺されていました。

敵はかなり小さいのですが、患部は熱をおび、かなりのかゆみを伴います。

 

地元の方いわく、キャンプ場などで所定の場所意外に生ゴミを捨てるので、その生ゴミが腐って " ブヨ " が大発生しているらしいです。

皆さん生ゴミは所定の場所か持ち帰るようにしましょうねぇ!!

 

とにかく風が吹かなくても夏の本栖湖は、ウインドサーファーにとって天国のような場所です。

いつまでもこの本栖湖でウインドが出来るように、環境 (ゴミ問題など) には十分注意をして行きましょう!!

 

By 編集子

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