AIR ZONE
小玉 欣一 ( こだま きんいち )
1968年 愛知県出身
プロの世界においてカスタムボード(自分専用に作られたボード)が常識のプロの世界で、常にプロダクションボード(市販で売られているボード)で戦い、トッププロとして活躍し続ける。
彼の妥協を許さない走りやテクニックは、専門誌などでも取り上げられていて、プロとしての技術の高さは超一流である。
一般ユーザーと同じ道具でプロの大会に出場し、常に上位入賞を果たしている彼のテクニックは、最もアマチュアのお手本になるであろう。
小玉プロが運営しているクラブハウス :
このシリーズも今回で最終回になります。
トリップをしながら見知らぬゲレンデで日常を離れ、思いっきりウインドを楽しむ事は、このスポーツの醍醐味であり最高の楽しみ方でもあります。
旅での出会いや、それらの思い出はウインドサーフィンのライフスタイルそのものをも増幅でき、日常を非日常化させる事で生き方そのものまでに自信が持てるようになると思います。
人間は自然の恩恵の中で生きている事は言うまでもありません。
「自然があるから生きていけるんだ!」という事を思いながら、自然との共存を考える機会になってほしいものです。
まあ硬い事は抜きにして・・・
自然と共にに楽しみましょう。
そういうスポーツなんですから!風が吹かなければつりでもしながら、風が吹くまで待ち、沖に白波が入ったらウインドにテイクオフする。
自然に合わせる事がこのスポーツの楽しみ方でもあるのです。
当たり前の事ですが、自然は僕ら人間には合わせてくれません。
自然のリズムに合わせるしかありません。
自然に波長が合ったとき海は最高の喜びを与えてくれます。
そういう時を待つのです。
あまりせっかちにならず、人間の作った時間枠を自分の中から取り去り自然の鼓動に耳を傾け、動物本来の本能へと帰還する。
自然が自然であるように、人間も動物なのです。
「自分の動物的本能を悟れ!」そうすれば、自ずとDNAがそれらに反応する事でしょう。
今回、総集編の中からウインドのDNAとも言えるジャイブを実践的にテクニックを復習して完結になるように再チャレンジしましょう。
番組では毎回、小玉選手の解説でいろんな事を学びました。ボードの選び方やセイルのセッティングの仕方又、パートナーとのミニレースをする事で、スピードのあるジャイブ回航やライン取りのノウハウなど、さすがに日本のトップランカーとしての素晴らしいテクニックを披露していただきました。
レース時の選手は、いつも極限状態の中で持てる力を振り絞りながらボードをコントロールしています。
失敗はすぐ敗北につながり選手生命をも危ういものにしてしまいます。
そういう中から編み出されたテクニックは、より実践的で戦闘的なのです。
楽しむ為のセーリングにはほど遠いものですが、チャレンジしても無だではありません。
良い意味でも知らないより、知っていた方がウインドライフの幅が広がるを思います。
今回のトリップでご協力していただいた小玉選手や合志選手に心から感謝したいと思います。
また機会がありましたら、番組で新しいテクニックその他を紹介したいと思います。
談:番組ディレクター
Series : # 017
title : 南の島でウインド三昧 !! Series 6
初回放送 : 2002年 07月 26日
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