AIR ZONE
飯島 夏樹 ( いいじま なつき )
1966年 東京都出身
1987年 ウインドサーフィンを始めて以来、PBA ( PWAの前身 ) ワールドツアーを転戦していた、日本で唯一のワールドカッパーでコース、スラローム、ウェイブをこなす、オールラウンドプレイヤーである。
* これらのテクニックは " ロングボード基礎編 " のビデオで紹介されています。
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今回は、" はじめてのウインドサーフィン 初級編 " と言う事でロングボードと言われるボードを使用してウインドサーフィンを「やってみたい」・・・っと言うキッカケになればと思います。
陸上で生活している私達にとって、水の上を走るウインドサーフィンの何が難しいか?・・・
走る前に、ボードに乗らないといけないのですが、やっぱり ( 自分の経験を含む ) " 水 " と言う不安定な物質の上にボードを浮かべ、止まっている状態でそのボードの上に立たなければいけない事。
慣れてしまえば、なんて事無い事ですが、それが中々上手く行かないんです。
ボードが走りはじめ、スピードが出て走ってしまえば安定するんですが・・・
走る為には、セイルを水面から上げ ( セイルアップっと言います ) 、風をセイルに受けさせる用にしなくてはいけません。
ウインドサーフィンは、海・湖・川など風が吹き水が有れば何処でも出来ますが、案外水面は風が吹いていなくても、波があり一定では無いのです。
そんな上にボードを浮かべるんですから、当然ボードも波に揺られる事に・・・
始めの内は ( 自分ごとですが ) 、今までに色んなスポーツをやって来たし、バイクだって乗ってるし、バランス感覚はまぁまぁかなぁ・・・なぁ~んて少しは自信があったんですが ( 陸上で練習した時は上手く行ったので ) 、ボードの上に立ちセイルアップをするたびにボードの不安定さで、水の中に落ちるはめに。
自分は、本当は運動神経あまり良くないのかなぁ・・・
って思える程、へこみました。
それでも、何回もやっている内にボードの不安定さには段々慣れて来た物の、今度は水面にぴったりくっ付いているセイルがセイルアップする事で水面から離れる瞬間、今までの引く力を少し緩めれば良いのですが、今度は引っぱり過ぎて背中からまたまた水の中に・・・
一難去って又、一難・・・
何とかやっとコツを掴みブームを持ちノロノロ走れるようになってみると、当然走った分だけ戻らないと陸には着かない訳ですから、これまた必死です。
出廷した時とは逆方向に帰る訳ですから、写真のように右手側が進行方向だったのが、今度は左手側が進行方向になり、なんかちょっと感覚が違ってしまうのです。
横乗り系のスポーツでスノーボードやサーフィンなどがありますが進行方向に向かってどちら側を向くか(右足が前か・左足が前か)一度決まってしまえば、中々さのスタンスは変えませんが、ウインドサーフィンの場合はセイルが中央にある為、左の写真で言うと、セイルの右側は岸から出廷する時に立つ側・左側は岸に帰る時に立つ側と言った用に両サイド使うスポーツも少ないので、慣れるまで少し時間がかかるかも(感覚的な殊に)・・
でも、ウインドサーフィンに必要なのは「バランス感覚」なんです。
ふだん陸の上で生活している私達にとって、ウインドサーフィンは異次元の世界なのかも知れません。
Series : # 059
title : はじめてのウインドサーフィン 初級編
初回放送 : 2003年 05月 23日
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