AIR ZONE
今回 AIR ZONE 取材クルーは石垣島に飛んだ。
世界各国の素晴らしいロケーションで第一級リゾートとして展開しているあのクラブメッドが石垣島のカビラにバカンス村がオープンしたのである。
しかもこの11月よりウインドサーフィンのファンボードスクールがスタートする。
クラブメッドはフランス生まれで、選び抜かれた美しい自然と調和するよう、その土地の風土や文化を生かしたデザインがいたるところで取り入れられており、バカンス村にいると大らかな自然に癒されるひとときを存分に味わう事ができる。
澄んだ空気の中、くつろぎの時間を満喫でき、リラクゼーションに浸り、時には大自然のリズムに身を任せ、何もしない贅沢な時間がもてる 事は至上の喜びであり一番幸福な事かもしれない。
でも、われわれウインドサーファーは贅沢な時間を風の中に求める。
至上の喜びこそ風の中にあり、水面を滑走するダイナミックな感覚はもちろん他のスポーツにはない最高の快感なのだ!
フランスは世界の中でも国民のほとんどがウインドサーフィンに親しんでいて、日本と比べてウインドサーフィン人口のもっとも多い国としても知られている。
その為、世界中にあるクラブメッドのほとんどでウインドサーフィンが出来る環境を持ち備えているのだが、中でもここ石垣島にあるカビラ・バカンス村は超一級のリゾート施設に加え、ウインドサーフィンゲレンデとしても一級ゲレンデなのだ。
11月から3月頃までの西高東低の冬型気圧配置になると毎日のように北系の風がコンスタントにやってくる。
日本の中で、どこよりも暖かく快適なウインドサーフィンバカンスが楽しめる事は言うまでもないのが実感であった。
一年中風を求めて世界各地に飛びまわっているのもウインドを愛して病まないからで、( " AIR ZONE " の取材クルーもクレイジーウインドサーファーなのである ) それゆえに番組"AIR ZONE"として最高のゲレンデとしてこの石垣島のカビラを紹介したい。
アウターリーフまでの間のフラットな海面が東西に永遠と続いているのだ。
タブーのボードにサーチのセイル4.5m2をジョイントしてそのブルーラグーンを走ってみた。
風速計は10m 以上をさしていた。
風はオンショアからクロスオンでコンスタントに吹いている。
永遠、長く白いビーチをセイル越しに見ながら完全フルプレーニング状態でセイルは閉じっぱなし。
10kmも走るとひざが「ガクガク」になってきたので戻る事にした。
行きも帰りもアビームで快適。
プレーニングしているとボトムで水面をたたく音が心地よい。
カビラのブルーラグーンの素晴らしさはとにかく世界のどこのビーチにも勝っていて極上のブルーで何色にもグラデーションがかかっていて、走っていると「自分がこの世で一番幸せ者なんだ!」と思うようにさえなってくるから不思議である。
セイルを少し開いてボードスピードを落としてみる。
まばゆいばかりの光の中で水中に色とりどりの熱帯魚の群れに遭遇する。
「ウインドサーフィンしてて良かった!」と思う瞬間である。
クラブメッドカビラの素晴らしさは、まだほかにもたくさんある。
ほかのリゾートにはない、このバカンス村にはG・Oがいる。
彼らはバカンス村のスタッフでジェントル・オーガナイザーと呼ばれていて日本を含む世界各国から集まっていてインターナショナルな雰囲気で僕らを楽しませてくれる。
時には、スポーツのインストラクターを勤め時にはイベントやパーティーの遊び仲間であり、毎日毎晩、豪華なエンターティナーとしてバカンス村をより思い出深いものにしてくれる。
もちろんウインドサーフィン専門のGOが何人もいてセイルやボードのチョイスからセッティングまですべてしてくれる。
又、初心者の方でも懇切丁寧にアドバイスしてくれて滞在中に一人で乗れるようになる。
時折果物やジュースなどをビーチで配って来てくれるのでバカンス村の素晴らしさが倍増する。
ウインドサーファーにとって嬉しいのは風が上がってオーバーになったり下がってアンダーになった時などGOにお願いするとセイルやボードチェンジをしてくれる。
その為タイムロスがなく少しでも長い時間ウインドを楽しむ事が出来るのである。
一日中乗ってウインドを終えシャワーを浴び後は国際色豊かな一流セェフによる最高の料理が待っているレストランに足を急がせる事にした。
ビュッフェスタイルなので好きな料理とワインを楽しみながらGOも一緒にウインドの会話は尽きなかった。
さすがに世界最大のスポーツクラブと呼ばれる由縁に納得してしまった。
Series : # 061
title : 風の島・ウインズアイランドインカビラ
初回放送 : 2003年 06月 06日 / #034 再放送
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