AIR ZONE
絶景!”ポヤビーチ、BUT! 風はなし!
日本からニューカレドニアまでおよそ飛行距離にして7,000キロ。夜の8時55分成田を出発、夜中に赤道を越えて翌朝7時25分にヌーメア・トントゥータ国際空港到着。
朝まだ早いせいか日差しは強く感じられなかった。日本との時差は2時間。ニューカレドニアの方が早い。
ニューカレドニアの中心都市ヌーメアは南緯22度にあり、南半球にある為、気候も日本とは逆でトリップのこの時期は丁度乾期で蒸し暑くはなかった。
気候は亜熱帯気候に属し、年間を通してさわやかで温暖な初夏の気候。南半球なので、日本とは逆に1、2月が真夏にあたり、2月から4月が比較的雨の多い時期、9月から11月が乾期。どうも、日本の梅雨にあたるような雨季はないらしい。
ミスターMの爆走トリップで北上する。
フランスパンのような形のグランドテール島がこの本島。大小の島々からなり、総面積は19,110?。1,600kmにわたるサンゴ礁の輪に囲まれたラグーン(礁湖)は、積にして24,000?におよぶ大サンゴ礁を作りだしています。
北部州では、西海岸と東海岸では大きく風景が異なります。西海岸側には、サバンナが広がり、あたりの草原を見下ろすようにニアウリの木が葉を繁らせています。
そこにはたくさんの放牧場が散在し、中央山脈から張り出した尾根には清々しい冷気が満ちている一方、海沿いには白い砂浜の海岸線が伸びています。
一方、東海岸では、鬱蒼とした森に覆われる山、黄色い草が茂り起伏のあるサバンナの風景が続きます。
海岸線には、椰子の木が立ち並ぶ入江がいくつも存在し、ダイナミックな滝や渓谷が時々姿を現します。ウアイエムの河口のような壮大な風景も、東海岸ならではである。
今回、カイトトリップに参加したのは専門誌カイトボーダーでおなじみの 大島 潤人(JUN)・ 丸森 比紗人(MARU)の両プロ、彼らはニューカレドニア国際空港に到着後、ニューカレドニア北部州にあるマラブービーチを目指す。
途中、数々のカイトボードに最適なビーチを発見、絶賛する。
縦に長いこの島を車で縦断すると優に8時間ぐらいかかってしまう。
なにせ!南北に細長いこの島は約5,600キロぐらいありカイトボーダーには限りなく天国に近い楽園なのである。
ダチョウのいる岬より
北部州のマラブービーチの手前コウマックを過ぎたあたりでかなりの横風を感じた一行は国道より海岸線に出た。丁度、正面のはるか向こうに見える岬がマラブーらしい。このポイントからはかなりのオフショアが吹いていて湾の中はかなりのスピードが出そうな海面でしかも誰もいない。日本では考えられない風景だ!
とにかくもったいないくらい風が吹いている。彼らのアドレナリンと長時間のドライブでのストレスはピークに達していた。
早く乗せてくれ!!いったいいつになったらマラブーには着くんだ!もう空港出てから6時間も過ぎている。ニューカレがこんなにでかいとは思わなかった。
そしてまたトリップは続く。この高速でもない国道の法定速度が110キロと聞いてビックリ!
ドライバーのM氏は150キロでぶっ飛ばしていた。彼の話によるとこの島にはフェラーリが5台もいるそうだ。それにはびっくり マジッスカ!?でも、必ず町中の法定速度は30キロだって!
マラブービーチリゾートより
やっとマラブービーチ。でも実はマラブー到着は昨日の事。夕暮れになり結局カイトは一夜開けたトリップ二日目本日より開始。やや右サイドよりのかなり弱い不安定な風で丸森プロが風見鶏。
ロッジサイドビーチでカイトをあげ移動する。かなりの引き潮で遠浅である。
風は上側の起伏のある山づたいから降りて来るため一定方向にならずどうもビーチ内で巻いているようだ。
何度かチャレンジして乗ることになるのだがまったくというほど気持ちよくは乗れなかった。もう少しクロスオンになればこのビーチも良いゲレンデになるのだが?
基本的に良いリゾートのビーチは風が吹かないのが第一条件かもしれない。
明日、ここを拠点に良いカイトビーチがあるという情報を得た。その場所は風の入りも良くかなり最高らしい。
今回のナビゲーターのミスターMの情報なので少し不安もあるが期待してみるっか?ということで明日はプームビーチに移動するお楽しみに!
Series : # 002
title : Kave Kite Trip in New Caledonia / Malabou
初回放送 : 2002年 04月 12日
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