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* これらのテクニックは" 快速!プレーニング入門 " のビデオで紹介されています。

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今回、プレーニング編という事で番組で取り上げた訳ですが このプレーニングと言う現象がまさにウインドサーフィンそのもので ある事は言うまでもありません。

ウインドサーフィンが走る事は「風の力で走る」が普通の表現として正しいのかも知れません。

 普通、ウインドを知らない人やウインドサーフィンを知っているがしたことがない人に尋ねるとやはり「風の力で走る事が出来るサーフィンの板に帆の ついている物ですよね?」となる。

そして、風の力で風下に押されて走っている イメージが大いにある。

私もウインドを始める前はそのような事を考えていた記憶がどこか今でも脳裏に残っている。

 

それから、なんかのきっかけで風の揚力を利用して走っている事を知ると不思議と今まで以上に 興味が沸いてきて、(あの当時、自分的にはスターウォーズでジェダイの騎士(ルークスカイウ ォーカー)の主人公が理力を操るヨーダの居る惑星にたどり着き、理力を自分のものにしたいが為にトレーニングをするようなものだった??)なんだか自分でコントロールして走ると楽しいだろうなと思いつつ、気がつけば神がかり的な行動になってしまいあけてもさめてもウインド、ウインド、風、風、の毎日で、口ずさむ歌ときたら、超~!歴史を感じさせるボブディランの「風に吹かれて!」で歌詞の中に「答えは風の中にある!」を歌いながら、かなりの 年月が過ぎようとしている。

 

最近はB’zがいいけど、なんだかかなり脱線したようだから話を元に戻す事にして・・・ そう、揚力ですね。

また難しくなってしまうのでそれは置いといて・・・

 ウインドサーフィンを始めてスラロームでかっとんでプレーニングするまではそんなに時間はかからなかった。

それまではオートバイでスピード狂?(他人の話、自分はまったくマイペースに走っているのだが) だったのも手伝ってなのか、ウインドでスピードが出れば出るほどたのしくて仕方がなかった。

ロングボードを始めて1ヶ月もしないうちにハワイに渡りナッシュの275を手に入れた。

普段モトクロスバイクでよくテーブルトップやドリフトを楽しんでいたのでウインドでジャンプをするのは もう、この上ない快感だった。

 

もし、ジャンプで失敗してもオートバイほど致命傷はなくスピード違反の切符もなくこんなフリーダ ムな世界はウォータースポーツならではの醍醐味で日々風を求める事がつづく。

ウインドのプレーニングはモータースポーツのエンジンのパワーで押し出される感覚とはまるで違う。

もちろんコントロール、つまり、操る事で似ている事は大いにあるのだがモータースポーツの場合 エンジンの力で前に押し進む事からどうも空気を切り裂いて進む感じが私としては強い。

 

 

法廷速度以内ならそんな感じはまだしないのだが、150kh以上ぐらいのスピードになってくるとさすがに空気圧を感じ、まさに、そのような切り裂く感覚を覚えるのだろう。

もちろんそれにしたがってライディングフォームも おのずと空気抵抗を最小限にする形にならざるを得ない。

ウインドの走り始めは風を背に、セイルに揚力を発生させる事に、セイルの面積を最大に生かしながら 徐々に進行方向に対してセイルの仰角をつぼめる。

風か安定しているのならアフターレイキをしつつ、 ボードの後方へと体重移動し、前・後ろストラップの順でボードの推進力を増幅させていくのである。

どんな事にも言えるのだが慣れるとこれらの一連の動作はあえて意識しなくてもできるようになる。

 

よくアビーム方向でプレーニングしている状態をスタート地点の真後ろから見てみるとボードは風下に 流されながら走っているのが良く分かる。

風が強くなりセイルで発生する揚力が増してくると水面下 のフィンに発生する効力が増大する為、風下へ横流れは減少して、プレーニングはより直線的な ライン取りで効果的に走るようになってきます。

ウインドの滑る感覚こそ、風そのものエネルギーを感じる事であり、大自然の素晴らしさを実感する 事でもある。

皆さんも是非、今回番組で紹介したプレーニングをマスターして少しでも早い機会にこの感覚を 満喫してみてはいかがでしょうか?

 

Series   :   # 063

 

 

 

 

 

title  : 始めてのウインドサーフィン プレーニング編

 

初回放送 :   2003年 06月 20日

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