ドーピング問題

 

 いよいよ 08月 05日から始まる・・・

リオデジャネイロオリンピック。

日本選手達が「 いくつメダルを獲れるのか 」期待していますが、ロシアのドーピング問題も気になる所です。

 

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は21日、組織的なドーピングでロシア陸連が国際陸連(IAAF)から資格停止処分を科され、ロシア選手全てが原則として国際大会に出場できないことを不服としたロシアの68選手の訴えを棄却しました。

CAS は、資格停止を受けているロシア陸連の選手は IAAF規則で開催されるリオデジャネイロ五輪に出場する資格はないとの裁定を下した。

これにより、IAAFが認めた 2人以外のロシア陸上選手は、リオ五輪に出場することができなくなりました。

この衝撃の発表は世界中で波紋を呼んでいます。

(この訴えは陸上選手に関する物で、他の競技と関係はないものの、全ての競技に影響を与えると見られています。)

 

スポーツ仲裁裁判所は 1984年にスイスに設立され、年間 300件前後が持ち込まれる。

スポーツ関係者や団体、法律家など 300人が仲裁人として参加し、1審だけで結論が出されます。

日本政府は馳文部科学大臣が「不正に関係ない選手の出場を認める」としてロシアの立場を支持しています。

 

世界反ドーピング機関(WADA)は 07月18日、ロシアが国家主導の組織的なドーピングを行った、という報告書を発表しました。

WADAは 08月のリオオリンピックに、ロシアの全選手を出場禁止にするべきだと勧告しました。

さらに WADAは、国際大会からロシア政府関係者を排除するよう勧告しています。

 

 

そして、国際オリンピック委員会(IOC)は 07月24日、電話による緊急理事会を開き、国家主導のドーピングが指摘されたロシアの選手について、厳しい条件付きでリオデジャネイロ五輪への出場を認めると決定しました。

ロシア国内でのドーピング検査に加え、国外の信頼できる検査で問題がないこと、過去に一度もドーピングで処分を受けていないことなどが条件です。

すでに国際陸上競技連盟が出場を認めないとしている陸上を除く27の競技が対象で、参加が決まった選手は、抜き打ちのドーピング検査を追加で受ける必要もある。

今後、各国際競技団体が、条件を満たしているかどうかを判断するそうです。

 

現在 IOC が禁止している薬物は、なんと 100種類以上もあるそうです。

市販の薬やサプリメントの成分に含まれている場合や、今までは大丈夫だった物が禁止薬物に指定される場合もあり、監督・選手などは十分に注意しなくてはいけません。

ドーピングをすり抜けるような新薬が開発されることで、新しい検査方法が確立されて行くのも事実です。

 

ドーピング検査もかなり厳しく行われているので、回避するのは難しいようですが、簡単にいうと、検査官に見られながら尿検査をするということだそうです。

これはかなり恥ずかしい検査ではありますが、「他人の尿を提出するという不正行為を防ぐ」「ドーピングをしていない・身の潔白を証明する」ためには、我慢するしかないんでしょうねェ〜。

 

とはいっても、ロシアだけの問題ではなく、出場する全ての国に関わる問題。

"薬の力" でメダルを獲得して、その時は嬉しいかもしれないが、長い目で見ると「良心の呵責に苛まれる」と言った事になると思うんだけど・・・。

「ゴールドメダリスト」の称号には勝てないのかなぁ〜?!

 

やっぱりスボーツマンは「正々堂々・自分の持てる力、全てで戦う!! 」コレにつきますよネ。

 

 

2016年 07月 30 日

 

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