AIR ZONE
カイトボーディングの世界大会ともなると、さすがにレベルの高さに目をみはるものがある。
各国からの参加選手は自国の代表として恥じないパフォーマンスをしなければならずヒート前の道具のチェクに余念がない。
ヨーロッパの選手は技術の高さはもちろん、この歴史の短い出来たばかりの、このスポーツに対する意気込みがかなり伝わってくる。
それもそのはず、ヨーロッパの人たちはカイトボーディングだけに関わらずこれらのスポーツに対する関心度や周りを取り巻く環境などを考えると日本と比べ物にならないほど高い認知度があり羨ましい限りです。
連日、国営RFO放送局で盛んにこの大会の様子がレポートされ、午後7時のニュースにはその日の大会の活躍した選手が紹介されカイトボーディングの素晴らしさを伝えていた。
テレビで知ったのか、大会会場を訪れる観客も日々多くなり、平日だというのに選手たちのジャンプには毎回高い歓声が上がり賑わっていた。
カイトボーディングは、アクションスポーツのあらゆるカテゴリーの集大成ともいえる技術が集約されているスポーツで、これほど自由度の高いスポーツは他にはないといっても過言ではないかもしれない。
まさに言われているように、三次元スポーツにふさわしいスポーツなのである。
テクニック的にはまだ未開の部分も多く、今後その進化や改良はとどまるは無縁である。
私が1・2年前にイメージしたカイトボーデイィングとは遥かに次元の違う、いや、別のものを見ているような錯覚さえ感じる。
おそらくここ1・2年の間に道具の進化がアクションのパフォーマンスに拍車をかけたのかもしれない。
以前の技的のものを見てもウインドサーフィンやウエィクボードまたスノーボードなどでよく見られるテクニックが使われていて、カイトボーディング的なテクニックがほとんどなかったのが多かったのである。
でも、最近のカイトボーディングのテクニックはカイトボーディングだけにしかできないものが多く開発されており難易度も高く、かつ、他のスポーツよりはるかに自由度の面から見ても桁外れのパフォーマンスである。
番組では今後それらの技術的なことも紹介していきたいと思います。
Series : # 037
title : kiteboarding World Protour in New Caledonia 2
初回放送 : 2002年 12月 13日 / #019再放送
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