スティーヴン・ウィリアム・ホーキング

 

14日に76歳で死去した、イギリスの理論物理学者で、一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。

 

「車椅子の物理学者」としても知られており、1960年代の学生の頃に筋萎縮性側索硬化症 ( ALS ) を発症したとされている。

 

1985年 スイスで重篤な肺炎にかかってしまい、長くないと判断した医師が奥さんに生命維持装置を外すことを提案される事態におちいりましたが、非常に悩んだ末に拒否。

そこで緊急手術となり気管の切開を行い、このことで声を失う事になってしまいます。その後ようやく、薬が効き始め一命は取り留める事が出来たと言います。

のちにほぼ言葉を発することができないホーキング博士の名言のほぼすべては、音声合成装置 ( 重度障害者用意思伝達装置 ) を通じて、発せられる事になるのです。

 

1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱、1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論( ホーキング放射 )を発表、量子宇宙論という分野を形作ることになり、現代宇宙論に多大な影響を与えた人物でもある。

また、一般人向けに現代の理論的宇宙論を平易に解説するサイエンス・ライターとしても活躍し、「 ホーキング、宇宙を語る 」などの著書が有名である。

 

2007年、ホーキング博士は通称「嘔吐(おうと)彗星」と呼ばれる米航空宇宙局(NASA)が開発した Gフォースを体験することの出来る航空機に乗り込み、四肢まひを患っている人として世界で初めて無重力を体験し、宇宙旅行への関心を高めるために挑戦したのだと説明していた。

「地球上の生命は、突然の核戦争や遺伝子操作ウィルスなどの大惨事で一掃されかねない。これ以上ない危険な状態に直面していると思う。宇宙へ進出しない限り、人類の未来はないと私は考えている。だから世間の関心を宇宙に向けたい」っと語っていた。

 

ホーキング博士は、今までにさまざまなテーマについて数々の名言を残している。

宇宙が存在する理由から、有名人になるデメリットまで、珠玉の名言の一部を以下に挙げてみよう。

 

 

 

 

 

 

ホーキング氏の略歴

 

  • 1942年01月08日に英オックスフォードに生まれる
  • 1959年にオックスフォード大学に入学。専攻は自然科学。その後、ケンブリッジ大学で博士号を取得
  • 1963年までに運動ニューロン疾患と診断され、余命2年と宣告される
  • 1974年に、後に「ホーキング放射」と呼ばれるブラックホールからの熱放射を提唱
  • 1988年に「ホーキング、宇宙を語る」が出版され、1000万部を超えるベストセラーになる
  • 2014年にホーキング氏の半生を描いた映画「博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)」が公開される。

 

 

 

2018年 03月 28日

 

Stephen William Hawking  1942,01,08 - 2018,03,14

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ホーキング博士の珠玉の名言