12年ぶりの「観測なし」

 

冬も終わり頃になると冬型の気圧配置は長続きせず、

東シナ海から日本列島の南岸を低気圧が通るようになります。

この低気圧は西日本から東日本の各地に雨を降らせ、関東や内陸部では雪になることもあります。

更に季節が進むと、低気圧の進路はもっと北に移り、日本海を北東に進むコースをとるようになります。

そして、この低気圧に向かって温かい南風が吹き込むような気圧配置になります。

このような冬から春へ移り変わる時季に、初めて吹く南よりの強い風を、気象庁では、「 春一番 」として発表しているのです。

「 春一番 」は、この現象が発生する、関東甲信・北陸地方から九州地方で発表されており、発表の目安は各地で少しずつ違いますが、関東地方では次のとおりです。

 

(1) 発表する期間は立春から春分までのあいだ

(2) 日本海に低気圧があること

(3) 強い南寄りの風( 風向は東南東から西南西まで、風速8m/s以上 )が吹き

(4) 気温が上昇すること

 

なので、春一番は必ずしも毎年発生する訳ではなく、このような条件が整わず、風が春分の日までに気象台の認定基準にあてはまらず、今年の様に「 春一番の観測なし 」とされる年もあるのてす。

ちなみに、気象庁が関東地方の春一番の観測を始めた1951年( 昭和26年 )以降、最も早く観測されたのは、1988年( 昭和63年 )の02月05日、最も遅く観測さ

れたのは1972年(昭和47年)の03月20日です。

1989年( 平成元年 )以降の各年の春一番観測日は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに気象の用語となっている「 春一番 」ですが、その語源については、石川県能登地方や三重県志摩地方から西の各地で昔から使われていたということなどさまざまです。

その中で、長崎県郷ノ浦町では、安政6年( 1859年 )旧暦 02月13日( 新暦03月 17日 )に長崎県五島沖に出漁した漁師 53人が、春の強い突風にあい全員遭難しました。

このときから郷ノ浦の元居地区では、春の初めの強い南風を「 春一 」または「 春一番 」と呼ぶようになったそうで、いまでは町内の岬に「 春一番の塔 」が建てられています。

「 春一番 」が吹くのは、日本海で低気圧が発達しながら北東に進むときなどで、強い南風の後には強い北風が吹いて、突風を伴うこともめずらしくありません。

このため、「 春一番 」のお知らせは季節の便りであると共に災害予防の情報でもあります。

また、春一番が観測されたとき以降、同じ年に同様の南風が複数回発生した場合には、俗に「 春二番 」「 春三番 」と呼ぶ様です。

とにかく、「 春の嵐 」と言う言葉もある様に、風が吹くこのの季節・・・

風待ちしていても暖かく、WSFerにとっては、嬉しい季節を迎える事になりますが、くれぐれも天気の急変などで事故 ( 沖に流されたり ) に遭わない様に事前の天気図・雲の色や流れの速度・リグの点検・寝不足などによる体調の乱れ・・・などなど

本当に、要注意が必要です !!

 

 

2012年 03月30日

 

< < < 2012 , 02      2012 , 03      2012 , 04 > > >

1989年( 平成元年 )03月 01日

1990年( 平成02年 )02月 11日

1991年( 平成03年 )02月 28日

1992年( 平成04年 )発生せず

1993年( 平成05年 )02月 06日

1994年( 平成06年 )02月 09日

1995年( 平成07年 )03月 17日

1996年( 平成08年 )発生せず

1997年( 平成09年 )02月 21日

1998年( 平成10年 )03月 14日

1999年( 平成11年 )03月 05日

2000年( 平成12年 )発生せず

2001年( 平成13年 )02月 28日

2002年( 平成14年 )03月 15日

2003年( 平成15年 )03月 03日

2004年( 平成16年 )02月 14日

2005年( 平成17年 )02月 23日

2006年( 平成18年 )03月 06日

2007年( 平成19年 )02月 14日

2008年( 平成20年 )02月 23日

2009年( 平成21年 )02月 13日

2010年( 平成22年 )02月 25日

2011年( 平成23年 )02月 25日

2012年( 平成24年 )発生せず

※ 2012年は( 3月30日まで春一番相当の気象現象は発生せず、 春分以降のため未観測。)

 

冬も終わり頃になると冬型の気圧配置は長続きせず、

東シナ海から日本列島の南岸を低気圧が通るようになります。

この低気圧は西日本から東日本の各地に雨を降らせ、関東や内陸部では雪になることもあります。

更に季節が進むと、低気圧の進路はもっと北に移り、日本海を北東に進むコースをとるようになります。

そして、この低気圧に向かって温かい南風が吹き込むような気圧配

置になります。

このような冬から春へ移り変わる時季に、初めて吹く南よりの強い風を、気象庁では、「 春一番 」として発表しているのです。

「 春一番 」は、この現象が発生する、関東甲信・北陸地方から九州地方で発表されており、発表の目安は各地で少しずつ違いますが、関東地方では次のとおりです。

 

(1) 発表する期間は立春から春分までのあいだ

(2) 日本海に低気圧があること

(3) 強い南寄りの風( 風向は東南東から西南西まで、風速8m/s以上 )が吹き

(4) 気温が上昇すること

 

なので、春一番は必ずしも毎年発生する訳ではなく、このような条件が整わず、風が春分の日までに気象台の認定基準にあてはまらず、今年の様に「 春一番の観測なし 」とされる年もあるのてす。

ちなみに、気象庁が関東地方の春一番の観測を始めた1951年( 昭和26年 )以降、最も早く観測されたのは、1988年( 昭和63年 )の02月05日、最も遅く観測さ

れたのは1972年(昭和47年)の03月20日です。

1989年( 平成元年 )以降の各年の春一番観測日は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに気象の用語となっている「 春一番 」ですが、その語源については、石川県能登地方や三重県志摩地方から西の各地で昔から使われていたということなどさまざまです。

その中で、長崎県郷ノ浦町では、安政6年( 1859年 )旧暦 02月13日( 新暦03月 17日 )に長崎県五島沖に出漁した漁師 53人が、春の強い突風にあい全員遭難しました。

このときから郷ノ浦の元居地区では、春の初めの強い南風を「 春一 」または「 春一番 」と呼ぶようになったそうで、いまでは町内の岬に「 春一番の塔 」が建てられています。

「 春一番 」が吹くのは、日本海で低気圧が発達しながら北東に進むときなどで、強い南風の後には強い北風が吹いて、突風を伴うこともめずらしくありません。

このため、「 春一番 」のお知らせは季節の便りであると共に災害予防の情報でもあります。

また、春一番が観測されたとき以降、同じ年に同様の南風が複数回発生した場合には、俗に「 春二番 」「 春三番 」と呼ぶ様です。

とにかく、「 春の嵐 」と言う言葉もある様に、風が吹くこのの季節・・・

風待ちしていても暖かく、WSFerにとっては、嬉しい季節を迎える事になりますが、くれぐれも天気の急変などで事故 ( 沖に流されたり ) に遭わない様に事前の天気図・雲の色や流れの速度・リグの点検・寝不足などによる体調の乱れ・・・などなど

本当に、要注意が必要です !!

 

 

2012年 03月30日

 

 

冬も終わり頃になると冬型の気圧配置は

長続きせず、

東シナ海から日本列島の南岸を低気圧が通るようになります。

この低気圧は西日本から東日本の各地に雨を降らせ、関東や内陸部では雪になることもあります。

更に季節が進むと、低気圧の進路はもっと北に移り、日本海を北東に進むコースをとるようになります。

そして、この低気圧に向かって温かい南風が吹き込むような気圧配

置になります。

このような冬から春へ移り変わる時季に、初めて吹く南よりの強い風を、気象庁では、「 春一番 」として発表しているのです。

「 春一番 」は、この現象が発生する、関東甲信・北陸地方から九州地方で発表されており、発表の目安は各地で少しずつ違いますが、関東地方では次のとおりです。

 

(1) 発表する期間は立春から春分までのあいだ

(2) 日本海に低気圧があること

(3) 強い南寄りの風( 風向は東南東から西南西まで、風速8m/s以上 )が吹き

(4) 気温が上昇すること

 

なので、春一番は必ずしも毎年発生する訳ではなく、このような条件が整わず、風が春分の日までに気象台の認定基準にあてはまらず、今年の様に「 春一番の観測なし 」とされる年もあるのてす。

ちなみに、気象庁が関東地方の春一番の観測を始めた1951年( 昭和26年 )以降、最も早く観測されたのは、1988年( 昭和63年 )の02月05日、最も遅く観測さ

れたのは1972年(昭和47年)の03月20日です。

1989年( 平成元年 )以降の各年の春一番観測日は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに気象の用語となっている「 春一番 」ですが、その語源については、石川県能登地方や三重県志摩地方から西の各地で昔から使われていたということなどさまざまです。

その中で、長崎県郷ノ浦町では、安政6年( 1859年 )旧暦 02月13日( 新暦03月 17日 )に長崎県五島沖に出漁した漁師 53人が、春の強い突風にあい全員遭難しました。

このときから郷ノ浦の元居地区では、春の初めの強い南風を「 春一 」または「 春一番 」と呼ぶようになったそうで、いまでは町内の岬に「 春一番の塔 」が建てられています。

「 春一番 」が吹くのは、日本海で低気圧が発達しながら北東に進むときなどで、強い南風の後には強い北風が吹いて、突風を伴うこともめずらしくありません。

このため、「 春一番 」のお知らせは季節の便りであると共に災害予防の情報でもあります。

また、春一番が観測されたとき以降、同じ年に同様の南風が複数回発生した場合には、俗に「 春二番 」「 春三番 」と呼ぶ様です。

とにかく、「 春の嵐 」と言う言葉もある様に、風が吹くこのの季節・・・

風待ちしていても暖かく、WSFerにとっては、嬉しい季節を迎える事になりますが、くれぐれも天気の急変などで事故 ( 沖に流されたり ) に遭わない様に事前の天気図・雲の色や流れの速度・リグの点検・寝不足などによる体調の乱れ・・・などなど

本当に、要注意が必要です !!

 

 

2012年 03月30日