《 サメに遭遇しない為の予防策

 

国際的なサメによる被害状況を記録している「国際サメ襲撃ファイル」(ISAF)によると、ハワイでは昨年、サメに襲われるなどした事案が 8件あり、1人が死亡していて例年より増加したという。

米フロリダ大学の集計によると、2023年に人がサメにかまれた件数は世界で 120件。うち 36件はアメリカだった。

地球温暖化が進み、海の生物たちの生育環境が広くなっているせいか、日本でもサメの目撃例が増えています。

海で遊んでいる限り、「シャークアタックが日本では起こらないだろう」と思うのは大間違いで、可能性としては十分にあります。( サーフィンに比べれば WSF でシャークアタックに会ったってあまり聞かないけど・・・ )

サメに遭遇しない為の予防策をしっかりとって、皆さんも WSF やサーフィンを楽しんで下さい。

 

サメに遭遇しない為の予防策は・・・

01 ) 装備品に注意する

サメは視力が悪く、光を反射する獲物を狙う傾向があるそうです。

金属のアクセサリーやコントラストの強い明るめのウエットスーツやサーフボードは極力避けた方が良いでしょう。


02 ) サーフィンする時間帯と仲間

早朝や夕方はサメがエサを求め活発に行動する時間帯です。

しかし、早朝や夕方にサーフィンをする人は一人で行く傾向があり、万が一の時に助けてくれる人がいないということも・・・できるだけ人の多い時間帯や仲間と一緒にサーフィンすることを心がけましょう。


03 ) 匂いを出さない

映画などでもよくあるように、サメは匂いに反応します。

ちょっとした切り傷、すり傷でも大丈夫だと思わずに、流血している時には海に近づかないことが大切!!

女性は生理中の時は控えた方が懸命ですね。

また、サーフィンや WSF をしているとウエットスーツを脱いだり、陸にわざわざ上がるのが面倒で海の中で用を足す方も多い様ですが、血や排出物の匂いで、サメを招いているようなものなので、こちらも注意が必要です。


04 ) サーフポイントを調べる

自分が入るポイント付近でサメの出没情報がないかチェックすることが一番大切です。

サメは同じ場所に停滞はしていませんが、もしかしたら入るポイントの近くにサメの住処があるかもしれません。

「いつも入っているから」と安心せずに、定期的に情報収集をすることが大切です。

 


万が一、サメと遭遇してしまったら・・・

01 ) 静かにその場を立ち去る

サーフィン中、パドルで前に進もうとバタバタして無我夢中でがむしゃらにパドルしている人をたまに見かけます。

だけど、サーフィンが上手な人ほどパドル中、静かなのにスピードが出るんです。

サメは水しぶきに反応し、バタバタとしぶきを立てると逆に攻撃されると勘違いし、襲ってくる可能性があります。

できるだけ慌てず、危害を与えないことを伝えながら、静かに逃げることが大切です。

その為にもサーフィンの基本となる「パドル」は練習しておくべきです。


02 ) 大声を出す

大きな音はサメを威嚇し、追い払う効果があると言われています。

サメに近づくようで怖いですが、「海面を強く叩く」「水面に口をつけて大きな声で叫ぶ」ことも撃退法の1つです。

自分以外にサーファーが複数人いるようであれば、事故を防ぐためにも大声でサメの存在を伝えることも大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャークアタックに合わない為にも、そして最悪、遭遇してしまっても冷静に対処できる様に、常にアンテナを張っておくことが重要ですね。

今はサーファー用のサメ対策グッズなども出ているので、賢く利用するのも一つの手です。

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