演説会場に爆発音・・・再び

2023年 04月15日午前11時半ごろ、遊説で 和歌山市雑賀崎 (さいかざき) の 雑賀崎漁港 で、衆院補選応援演説訪れて いた 岸田首相 の近くに 筒状のもの投げ込まれ間もなく 爆発 した。

首相にけがはなかったが、現場にいた警察官 1人が左手を切るけがを負った。

 

和歌山県警は、演説を妨害したとして、現場で取り押さえた兵庫県川西市の職業不詳、木村 隆二容疑者 (24 )を威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕したと発表した。

現場の演説会場で筒状のものが、1つは現場で爆発し、もう 1つは警察が取り押さえた時に所持していた。

木村容疑者は事件について「弁護士が来てから話します」と話し、以後は黙秘しているという。

その後、昨年 06月、年齢などを理由に参院選に立候補できないのは不当だとして、国に損害賠償を求める訴訟を起こしていたことがわかった。

 

( ※ 同 07月の参院選に立候補しようとしたが、公職選挙法が定める参院の被選挙権 (30歳以上) の年齢に達していないうえ、参院選選挙区の場合に必要な供託金 300万円を用意できないために実現しなかったとして、精神的苦痛を受けたと主張していた。

公選法の被選挙権の規定については「根拠なく被選挙権を侵害している」、供託金については「財産や収入で差別してはならないと定めた憲法 44条に反する」と主張。「被選挙権年齢の成年年齢への引き下げ、供託金制度の廃止を訴訟を通じて求める」としていた。

神戸地裁は昨年 11月、公選法の規定には合理性があるとして請求を棄却した。

木村容疑者は、地裁判決を不服として大阪高裁に控訴し、地裁判決を「国の主張のコピペだ」と批判。被選挙権の規定について「立候補が抑制されるから、従って投票行為が抑制される」とし「国民の信任を得ずとも統一教会などの組織票で当選し、利益を不当に独占し、国民に損害を与え続けている」との持論を展開していた。)

 

岸田首相は、衆院和歌山 1区補選の応援演説のために現地入りし、同漁港でとれる海産物を試食し、演台に歩いて移動。

演説が始まる前に爆発物が投げ込まれ、弧を描いて、首相のそばに落下。

異変に気づいた警護員とみられる男性が盾のようなものを取り出し、首相に覆いかぶさり、急いでその場から離れた。

 

このなかで逮捕された容疑者について事前に警戒する対象ではなかったと明らかにしました。これまでに警察には特段の情報はなく、現場でも容疑者に注意が向いたのは爆発物が投げ込まれてからだったということです。

 

また、爆発物が投げ込まれた際、およそ 200人の聴衆がいて、木村容疑者と首相との距離は、約 10メートル離れた場所にいて、群衆に紛れる形で他の人たちと同じように立っていたとみられる。

首相と群衆の間を遮る壁などはなかった。

 

首相の和歌山入りについて、県警は警護計画書を作成し、事前に警察庁の確認を受けていた。

首相の周辺にはこの日、県警の警察官のほか、警視庁で首相を警護する SPが配置されていた。

県警は「結果としてこういうことになったので、警護の不備があったかどうか、検証しないといけない」と説明している。

 

しかし、1年以内に 2回の総理 (対象者は違えども) 襲撃とは・・・何とも恐ろしい事態である。

 

 

2023年 04月 28日

 

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