気象まめ知識
07, どうして天気は西から東に変わっていくの ?
日本が位置する中緯度地方の上空では偏西風が強く吹いている為、高気圧や低気圧が西から東へ流されることが多い。
しかし、厳密にいうと流されているのではなく、上空の偏西風によって暖かい大気や冷たい大気が運ばれてくる事により気温が変化し、それによって気圧が変化していき、あたかも移動している様に見えるだけなのである。
またこの偏西風は常に真っすぐに流れているのではなく、絶えず蛇行を繰り返している。
蛇行しながら北側から南側へ冷たい空気を運び、南側から北側へ暖かい空気を運んでいる。
これの繰り返しにより高・低気圧を発生・発達・衰弱させ、同時に地球上の気温差を出来るだけ小さくしようとしている。
そして大気の大循環の主役となっている。
但し、高・低気圧の発生等は偏西風だけでなく他の様々な要因も関係している。
偏東風帯では偏東風 (貿易風) が蛇行しながら逆に東から西へ流れているので天気は東から西へ変化している。
この時北側と南側の気温は、中緯度地方程違わないので暖かい空気や冷たい空気のやり取りは差ほど無い。
つまり中緯度地方のような 1年中目まぐるしい天気の変化も少ない。
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