気象まめ知識
15, 波の性質
波は、風が吹いている時間や、吹いてくる範囲が広い (長い) 程大きくなる。
風が強く吹いている場所では海面がチョッピーとなる。
範囲が広がる時、チョッピーだった風波が徐々にまとまり始めウネリとなって移動していく。
このウネリは風が強く吹いている風域から離れれば離れる程、波長の長い "ウネリ" となり、陸地 近くの浅い所まで届いた場合は浅瀬に押し上げられる形で波高が高くなり、波の頂上から崩れだしブレイクする。
但し、進む間に風等様々な抵抗により減衰する事も忘れてはならない。
だからこそどのエリアでどのぐらいの風が吹き 、どのぐらいの "ウネリ" が発生しそうなのか、その途中域にどんな障害物があるのかを考える事が必要なのである。
それにより台風のようにセット間隔が長い波 (ウネリ) が日本へ到着したり、近海で発生する風波のような波長の短い波が生まれるメカニズムやそれぞれの波の特徴を理解する事が出来るだろう。
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