Wind-Cross

Series   :   # 02

title : リップにかけるライディング魂

初回放送 : 2001年07月13日 (金) PM 11時30分 ~

J-11 渡部 栄二

 

職業 : プロボードセイラー ・

インテリアデザイン施行業

出身地 : 福島県河沼郡

生年月日 : 1965 . 01 . 19

身長 : 166cm

体重 : 63kg

血液型 : B型

趣味 : サーフィン ・ ゴルフ

スポンサー : NORTH SAILS ・ QU ATRO ・

        CARVY ・ AGC ・

        ジャスト サービス

現在までの大きなケガ : 肋骨  8本 / 骨折鼻

             2回骨折 / 両腕  骨折 /

             両足  骨折 /

             靭帯  断絶 / etc

 

20代前半・・・
趣味のスキーを捨て、マリンスポーツのサーフィンに自由度を求めたが、サーフィンより水面を自由に走るウインドサーフィンの素晴しさにカルチャーショックを受ける。

その後、ウインドでもサーフィンと同じライディングを楽しめる事を知ると、彼自身のウインド熱は一気に加速する。

彼自身ウェーブライディングへのチャレンジはいつしか、国内の大会へと活動範囲を広げ、現在までに数多くの輝かしい戦歴を残している。


プロスポーツ選手を目指すには、"血のにじむ様な練習をし高度な技術を取得しなければならない" と言った様な印象を受けるが、渡部 選手の場合は、コンテストに数多く参戦する内、アマチュアらしからぬ技術の高さやライディングセンスに周りのプロ選手や大会主催者らからプロになるように強く進められ、3年前にプロ転向すると言った、異例のプロ転向だった。

 

プロ転向をしても、彼は今までの職を捨てる事無く現在は、インテリアデザイン施行業 (建築内装) の会社を経営 (ジャストサービス)。 プロボードセイラーと言わば、二足の草鞋を履きながらもウインドの大会では、いつも上位入賞を果たしている。

Profile

by Wave Performance

 

1990

ガストラ スーパーセッション 準優勝

NATTY スーパーセッション 優勝

1991

TENSHIN CUP 優勝

1992

全日本ファンボード選手権 優勝

CENTER CUP 優勝

1993

全日本ファンボード選手権 優勝

/ スーパーセッション 準優勝

NATTY WAVE (プロクラス) 準優勝

JPBA ALL JAPAN CHANPION SHIPS 9位

SomeTime World Cup Wave  出場

(練習中に接触し骨折・途中棄権)

1994

WAVE's WAR 5位

JDBA ALL JAPAN CHANPION SHIPS 9位

1995

WIND クラフト スーパーセッション 準優勝

NATTY WAVE (プロクラス) 準優勝

TERZO OMAEZAKI JAPAN (プロクラス) 優勝

1996

余りに多くの大会参戦している為、大会に出場してはいるが戦歴をあまり覚えていない。

1997

余りに多くの大会参戦している為、大会に出場してはいるが戦歴をあまり覚えていない。

1998

JPBA WAVE PERPORMANCE 3位

WAVE CIRCUIT 2th コールドブリーズ 5位

N,W,A 1th 5位

/ スーパーセッション 準優勝

1999

AGC・ SIDE STANCE SHORELINE CUP 優勝

JPBA WAVE PERPORMANCE 3位

N,W,A 2th GANKO KAGASHIMA 準優勝

N,W,A 3th 5位

TERZO GARAM JAPAN CUP 7位

N,W,A 4th 優勝

N,W,A 年間ランキング 3位

2000

N,W,A 1th 優勝

N,W,A 2th 9位

/ スーパーセッション 優勝

N,W,A 3th 4位

TERZO GARAM JAPAN CUP 6位

N,W,A COLD BREEZE スーパーセッション 3位

N,W,A 年間ランキング 2位

2001

N,W,A 2thKAGASHIMA 5位

N,W,A FAINAL 4位

/ スーパーセッション 優勝

N,W,A 年間ランキング 3位

Wind - Cross出演

コンテスト戦歴

彼の事はサラリーマン時代から知っていて、ウェーブライディングを主に競技活動をしている渡部選手とは、よく冬 (*1) の御前崎等 (*2) で会う事が多かった。

 

渡部選手は風が吹いていると朝早くから出艇し、周りが暗くなり「もう誰も海にはいないだろう」 と思い辺りを見渡すと、必ずと言っていい程、彼が道具をかかえ駐車場に向って歩いて来る光景をよく目にした。

それは 1回や 2回では無く、会う度毎回だった。

今でも強烈な程、印象に残っていてる。

 

だいぶ前に「何でそんなに遅くまで乗っているの?」と聞いた事があるが、彼は「時間が無いから、できる限り海に出て練習をしたい」と言っていた。

なるほど確かに、サラリーマンでは中々海に行く時間を作るのは難しいかも知れない。

でも、そんな小さな詰み重ねが 1993年に行われたサムタイムワールドカップ出場につながったのだと私は思っている。

出場者は海外選手も含めトッププロ選手のみ、渡部選手以外サラリーマンで出場する選手等誰1人いなかった。

(それだけアマチュアなのに実力が認められていた証拠である)

 

残念な事にレース前の練習中、ボードからバランスを崩し海に落ちた渡部選手の上を他の海外選手が通り彼を引いてしまうトラブルに見回た。もちろん渡部選手は、即、病院に運ばれ肋骨を何本か折ってしまい「サラリーマン代表として大会に望む」と言っていた彼の勇姿を見る事は出来なった。

 

あれから 8年の年月が流れ結婚し、近々2児の父親になる渡部選手は、今まで通りウインドに対する情熱は薄れていない。

By 編集子

 

(*1) ウインドサーフィンのイメージは「夏だ!!」っと思われているかも知れませんが、日本の気候的に夏より冬の方が風が吹きやすいのです。(台風等の例外を除いて)まし

  てやウェーブライディングは波が無くては出来ません。その波も冬の方が立ちやすく、ウェーブライダー達は冬に活発に活動しています。

(*2) 静岡県・御前崎は西高東低の気圧配置になると必ず風が吹き波も有るので、東京のウインドサーファーはもちろん関西方面からも多く人の集まるゲレンデです。

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