2026 FIFAワールドカップ (英: FIFA World Cup 26)概要

2026 FIFAワールドカップ(英: FIFA World Cup 26)は、2026年6月11日から7月19日にかけて開催される23回目のFIFAワールドカップ。

北米3か国の16都市で共同開催され、試合の主開催国はアメリカ合衆国で、カナダとメキシコが補助開催国となる。この大会は3か国で開催される史上初の大会となる。

 

今大会は、参加チームが 32か国から拡大し、史上最大枠となる 48か国が参加する。モスクワで行われた第 68回 FIFA総会での最終投票で、本大会の開催招致がメキシコ・カナダ・アメリカ合衆国との共同開催に決まり、ライバル候補のモロッコを破った。

複数の国で開催されるワールドカップは 2002年の日韓大会以来となる。

 

メキシコは 1970年大会と 1986年大会の 2大会で開催した経験があり、男子ワールドカップを 3回開催する初の国となる。アメリカ合衆国は 1994年大会以来 2回目の開催で、カナダが男子大会を開催するのは初めて。また、カタールで開催された 2022年大会は夏の高温により 11月から 12月にかけて開催されたが、本大会は伝統的な北半球の夏のスケジュールに戻る。

 

開催国であるカナダ、メキシコ、アメリカ合衆国は自動的に出場権を獲得した。

出場資格を獲得した 48か国のうち、ヨルダン、ウズベキスタン、カーボベルデ及びキュラソーはワールドカップ初出場となる。

ディフェンディングチャンピオンは、2022年大会で 3度目のタイトルを獲得したアルゼンチン。

 

 

  • グループステージ初戦、強豪オランダ相手に激闘のドロー

06月14日(現地時間)、アメリカ・ダラススタジアムで FIFAワールドカップ2026 グループステージ第 1戦、日本 vs オランダ が行なわれた。

 

グループ F屈指の強豪との一戦で、日本代表は 3 - 4 - 2 - 1 のシステムを採用。

GK 鈴木 彩艶 選手(パルマ・カルチョ)が入り、3バックは渡辺 剛 選手(フェイエノールト)、谷口 彰悟 選手(シントトロイデンVV)、伊藤 洋輝 選手(バイエルン・ミュンヘン)が務めました。

中盤には佐野 海舟 選手(マインツ05)と鎌田 大地 選手(クリスタル・パレス)、両ウイングバックには堂安 律 選手(アイントラハト・フランクフルト)と中村 敬斗 選手(スタッド・ランス)が先発。

前線は久保 建英 選手(レアル・ソシエダード)、前田 大然 選手(セルティック)、上田 綺世 選手(フェイエノールト)の 3選手で臨みました。

 

前半は両チームともに高い強度で主導権を争い、スコアレスで試合を折り返します。後半 50分、日本はセットプレーからフィルジル・ファン・ダイク選手にヘディングシュートを決められ、先制を許しました。

しかし、日本代表は直後に反撃を開始。57分、久保 建英 選手が相手を引きつけた展開から中村 敬斗 選手が右足でゴールを決め、試合を振り出しに戻します。

ところが、直後に接触プレーで久保 建英 選手が負傷交代。

その後、64分に再び失点して 1 - 2 となりましたが、日本代表は最後まで集中力を切らすことなく粘り強く戦い続け、87分には、途中出場の伊東 純也 選手(KRCゲンク)のコーナーキックに小川 航基 選手(NECナイメヘン)が競り合い、最後は鎌田 大地 選手が押し込んで同点。終盤に追いつき、2-2 のドローで試合は終了。

試合後、森保 一 監督は「 勝ち点 1では満足できませんが、勝ち点 1以上に価値のある 1ポイントだったと思っています 」とコメント。グループステージ突破に向けて、強豪オランダ代表を相手に最後まで諦めず勝ち点 1を獲得したことを前向きに評価しました。

日本代表は、この結果によりグループステージ初戦を勝ち点 1で終え、次戦に向けて弾みをつける結果となりました。

 

  • 第2戦 チュニジア戦で爆発した攻撃力

06月20日(現地時間)、メキシコ・モンテレイで開催された FIFAワールドカップ2026 グループステージ第 2戦、日本 vs チュニジア

 

日本代表は初戦のオランダ戦から先発メンバーを 4人変更。

GK 鈴木 彩艶 選手(パルマ・カルチョ)、DF 冨安 健洋 選手(アヤックス)、板倉 滉 選手(アヤックス)、伊藤 洋輝 選手(バイエルン・ミュンヘン)、

MF 堂安 律 選手(アイントラハト・フランクフルト)、佐野 海舟 選手(マインツ05)、田中 碧 選手(リーズ・ユナイテッド)、中村 敬斗 選手(スタッド・ランス)が並び。

2シャドーは初戦から 2名が変更となり、負傷欠場した久保 建英 選手(レアル・ソシエダード)と前田 大然 選手(セルティック)に代わって、前節ボランチでプレーした鎌田 大地 選手(クリスタル・パレス)と伊東 純也 選手(KRCゲンク)が務めました。FW 上田 綺世 選手(フェイエノールト)が入る 11人で、スタートからピッチに立ちました。

 

立ち上がりから高い強度で試合を支配すると、04分に鎌田 大地 選手が先制ゴールを挙げて試合の主導権を握りました。さらに31分には、板倉 滉 選手の縦パスを起点としたカウンターから上田 綺世 選手が追加点を決め、2 - 0 で前半を折り返しました。

後半も日本は攻守にわたり安定した試合運びを見せます。69分には伊東 純也 選手が 3点目を奪うと、83分には佐野 海舟 選手のクロスを上田 綺世 選手がヘディングで合わせ、この日 2得点目となるゴールを記録。4 - 0 で試合を締めくくりました。

この勝利により、日本代表はワールドカップで課題とされてきたグループステージ 第 2戦を制するとともに、大会における日本代表最多となる 1試合 4得点を記録。グループステージ突破に向け、大きく前進する結果となりました。

試合後、森保 一 監督は「 相手が監督交代直後という難しい状況でしたが、選手たちとスタッフが十分な準備を行い、自分たちのプレーを最後まで遂行してくれました。その積み重ねが結果につながったと思います 」とコメントし、選手・スタッフの取り組みを高く評価しました。

なお、本試合は FIFAワールドカップ通算 1,000 試合目の節目となる一戦でもあり、日本代表は攻守にわたって組織力と個の力を発揮し、鬼門とされてきた第 2戦に勝ち切り、世界が注目する舞台で価値ある勝利を収めました。

 

 

  • 第3戦 スウェーデン戦、冷静に勝点を積み上げる成熟した戦い

06月25日(現地時間)、アメリカ・ダラススタジアムで開催された FIFAワールドカップ2026 グループステージ第 3戦で、日本vsスウェーデン

 

グループステージ突破には引き分け以上が必要となる中、日本代表はGK 鈴木 彩艶 選手(パルマ・カルチョ)、3バックに瀬古 歩夢 選手(ル・アーヴルAC)、板倉 滉 選手(アヤックス)、伊藤 洋輝 選手(バイエルン・ミュンヘン)を起用。

中盤には田中 碧 選手(リーズ・ユナイテッド)、鎌田 大地 選手(クリスタル・パレス)、両ウイングバックには菅原 由勢 選手(ヴェルダー・ブレーメン)と中村 敬斗 選手(スタッド・ランス)が入り、前線は堂安 律 選手(アイントラハト・フランクフルト)、前田 大然 選手(セルティック)、上田 綺世 選手(フェイエノールト)の 3選手が先発しました。

 

前半は両チームともに高い集中力を保ち、一進一退の攻防が続く展開となりました。日本は前半終了間際に中村 敬斗 選手が決定機を迎えましたが、相手GKの好セーブに阻まれ、スコアレスで前半を終えました。

後半56分、日本は堂安 律 選手、上田 綺世 選手とつないだ流れるような連係から、前田 大然 選手が先制ゴールを記録。しかし62分、スウェーデンに同点ゴールを許し、試合は再び振り出しに戻りました。

終盤は相手のロングボールやセットプレーによる猛攻を受けましたが、GK 鈴木 彩艶 選手が好セーブを連発。さらに75分には長友 佑都 選手(FC東京)を投入し、守備の安定を図るなど、チーム一丸となってリードを守り切り、1 - 1で試合終了となりました。

試合後、森保 一 監督は「 日本が世界のトップを目指す中で、グループステージを自力で突破できたことは大きな成果です。選手たちが素晴らしい戦いを見せ、日本サッカーの着実な成長を示してくれました 」とコメントし、選手たちの努力を高く評価しました。

 

この結果、日本代表はグループ Fを 1勝 2分・勝ち点 5の 2位で終え、前回大会に続き、自力でグループステージ突破を達成。

強豪国が並ぶグループを勝ち抜き、ラウンド32・決勝トーナメントでさらなる戦いへ臨みます。

 

 

  • ブラジル戦 あと一歩で歴史を変えるところだった

06月29日(現地時間)、アメリカ・ヒューストンスタジアムで開催された FIFAワールドカップ2026 ノックアウトステージ 1回戦(ラウンド32)、日本 vs ブラジル

 

GK 鈴木 彩艶 選手(パルマ・カルチョ)、3バックには右から冨安 健洋 選手(アヤックス)、谷口 彰悟 選手(シントトロイデンVV)、伊藤 洋輝 選手(バイエルン・ミュンヘン)。ボランチには佐野 海舟 選手(マインツ05)と鎌田 大地 選手(クリスタル・パレス)のコンビを据え、両ウイングバックには右に堂安 律 選手(アイントラハト・フランクフルト)、左に中村 敬斗 選手(スタッド・ランス)を配置しました。2シャドーは伊東 純也選 手(KRCゲンク)と前田 大然 選手(セルティック)、そして 1トップには上田 綺世 選手(フェイエノールト)が入りました。

 

日本代表は、集中した守備でブラジルのパスワークに対応し、前向きな守備からの速攻を狙います。

29分に中盤で相手の横パスを佐野 海舟 選手がボール奪取、そのまま中央をドリブルで進むと、ペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、日本が先制点をもぎ取り、前半を 1 - 0 で折り返しました。

 

良いリズムで 1点をリードしたまま後半を迎えた日本でしたが、ブラジルが攻撃のやり方を修正したことでゲームの流れが変わります。

相手のボランチが前に出てたびたびブロックに進入してくるようになると、サイドも幅を広く使われて、クロスが多用されるようになりました。

必然的に日本の守備ブロックも自陣深くまで後退を余儀なくされます。セカンドボールを拾えなくなり、防戦一方の展開へと追い込まれました。

耐える時間が長くなる中、56分には警戒していた形から失点を喫します。ブロックの手前の位置まで進出してきていた相手センターバックに右からクロスを許すと、ファーサイドに待っていたボランチのカゼミーロ選手にヘディングシュートを叩き込まれ、1 - 1 の同点に追いつかれました。

 

流れを変えたい日本は、66分に堂安 律 選手に代えて菅原 由勢 選手(ヴェルダー・ブレーメン)、中村 敬斗 選手に代えて鈴木 淳之介 選手(FCコペンハーゲン)を投入。78分には田中 碧 選手(リーズ・ユナイテッド)と町野 修斗 選手(ボルシア・メンヘングラートバッハ)をピッチに送り込みます。交代選手を含めて身体を張った守備を続け、猛攻を凌いでいましたが、攻撃へ転じるパワーは残っておらず、なかなか相手陣内へボールを押し戻すことができません。

そして延長戦突入が頭によぎり始めた後半のアディショナルタイム、恐れていた瞬間が訪れます。

自陣ペナルティーエリア付近での激しい攻防からボールを奪われると、最後はガブリエウ・マルティネッリ選手に逆転ゴールを許します。日本は失点直後に小川 航基 選手(NECナイメヘン)を投入して最後の反撃を試みたものの、そのまま 1 - 2 でタイムアップ。

 

試合後、森保 一 監督は「 世界一という目標には届きませんでしたが、この挑戦を通じてチーム、そして日本サッカー全体が確実に成長していることを実感しています。世界一という目標を共有し、多くの方々に支えていただきながら挑戦できたことは大きな財産です 」とコメントしました。

この結果、日本代表はラウンド 32で大会を終えることとなりましたが、世界トップレベルの相手に互角に渡り合った経験は、今後の日本サッカーのさらなる成長につながる貴重な財産となりました。SAMURAI BLUEは、この経験を糧に、世界一という目標に向けて歩みを続けます。