気象まめ知識
04, どうして高気圧と低気圧が出来るの ?
様々な理由により冷やされて温度が低くなった大気は、密度が増し重くなって下へ沈み、地上に対しての圧力を増加させる。
その結果周りに比べて気圧が高くなる (高気圧) 。
又、暖められて温度が高くなれば、密度が減り軽くなって地上に対しての圧力を減少させ、その結果周りに比べて気圧が低くなる (低気圧) 。
例えばお風呂に冷水と熱湯を同時に入れてしばらく放っておくと高温のお湯が上の方へ、低温の水が下の方へ移動してそこに水の循環が発生する。
これは温度が違い過ぎるので、これを解消しようとして循環が起きているのだ。
つまり冷水は密度が高く重いので下へ移動し、その部分の圧力は高くなり、お湯は密度が低くなり軽いので上へ移動し、その部分の圧力は低くなっている。
そして圧力の高い方から低い方へ移動している。
この循環を水ではなく大気に置き換えて考えるとそれが風になるのである。
地球上ではこうした循環が絶えず起きている。
こうして気温差により気圧が変化し、高気圧から低気圧へ吹く風が発生する。
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